広島大学

昨年は最下位に沈んでしまった広島大学。先日行われた出雲駅伝でも最下位に終わってしまい、今回こそは最下位脱出を目指す。しかし、持ちタイムをみる限り今回もなかなか苦戦しそうだ。チームとしては15分40〜50秒あたりにたくさんの選手がおり、つなぎの区間には調子のいいものを使うことができそうなのだが、主要区間での苦戦は必至だ。最下位を脱出するためには主要区間で粘りの走りをし、つなぎの区間で少しずつ他大学との差を詰めていく必要があるだろう。

岩藤博紀（09全日本7区19位、10出雲6区22位）

昨年の全日本ではチームで唯一の区間20位以内となる19位で走った岩藤。昨年7区を務めた名大の梶田とも4秒しか違わず、好走したと言えるだろう。しかし、先日の出雲では区間21位と1分以上差をつけられての区間最下位と苦戦した。チームの3番手の選手であり、おそらく今年は長距離区間を担当することになるだろう。昨年のような好走を期待したい。

衣松英亮（09全日本3区26位、10出雲1区22位）

持ちタイムで考えても予選会の成績で考えてもチームの2番手であり、全日本でも主要区間を担当することは間違いないだろう。しかし、やはり持ちタイムから考えると他大学のエースと比べて苦戦を強いられそうだ。チームとして2年連続の最下位を免れるためにも衣松が粘りの走りをすることが必要となる。

相葉直紀（中四国IC10000m2位、09全日本2区26位、10出雲3区21位）

広島大学のエース。中四国ICでは10000mで31’09”88の2位に入り、予選会では個人トップを獲得した。5000mでも最近14’47”80と好タイムを出し調子を上げている。しかし、全国大会では主要区間を任されることもあってか、昨年の全日本は区間最下位、今年の出雲も後ろから2番目と全国の壁に跳ね返されている。しかし、広島大学が最下位を脱出し、より上位に行くためには相葉が他大学と離されずに襷を渡すことが必要である。おそらく1区を走ることとなるだろうが、順位はともかく次の走者の目に他大学のランナーがたくさん入る位置で渡したい。