中長ブログ - 金尾洋治さんのエントリ

2006/11/08
全日本大学女子駅伝 その3

執筆者: 金尾洋治 (18:49)
5区 牛丸
最短区間のここは牛丸を起用した。予選会はオーバーペースで入ってしまい、散々な結果だったが、今回は調子よく大会に臨むことができた。距離は短いのだが3回も大きなアップダウンがあり自重して滑り出さなければならない。もちろん牛丸も冷静にスタートしていった。入りの1kmが3分50秒もかかったが、後半上りがあるだけにこのペースでよかったのだろう。この区間はまったく見ることが出来なかったが、結果を見ると後続に詰められたが抜かれなかった。何校かは覚悟していただけに16位のままでアンカーに渡すことが出来たのはうれしい。やはり牛丸が心配だったので、渡ったかどうか微妙な時間帯に付き添いの北村に電話をした。『たすきはしっかり渡りました、順位は15位です』といううれしそうな声の報告に、(そんなはずはない、すでに16位だったし、何校かに抜かれたはずだ)と思い込んでいた私は、北村が数え間違いをしたのだと思ったが、力走をしたと評価できるのだろう。ちなみに中京大は永田だったが、意外にもたつき牛丸とは4秒しか違わなかった。結果5区が終わって中京大との差が1分11秒もあった。

6区 金田
さすがにこの6区8kmは金田には荷が重い。冷静に完走してくれればそれでいい。中京大がこんなにもたつくとは思っていなかったので差を測るようなことは本気ではしなかった。予選会で3分以上の差をつけられて完敗だった。牛丸のブレーキ1分を差し引いて、エース区間の距離が伸びるということも考慮すれば、差を縮めることは出来るが逆転までは苦しいと考えていた。今の段階ではもしかしたら勝てるかもしれない。しかし金田は前半突っ込んでしまった。レース半分の4kmで力を使い切ってしまった。私は残り1.3kmの曲がり角のところまで逆走し、金田を待っていた。17番目でやっと姿が見えたが、かなり疲れている。しかも中京大が30m後に迫っていた。そこから50m離れて東北選抜もいる。今の状況では抜かれてしまう。隣にいた紅葉に『抜かれるなあ』と話しかけたら、『いや分かりませんよ』という希望的な答えをしていたが、まあありえない。しかしそのあとのチームはまったく見ることが出来ない。1分以上たって高岡法科大学が来たが、もう抜かれることはない。私はそのまま歩いてゴール地点へ向かった。ゴールでは中京に51秒も離されてしまっていた。金田はテレビ中継の中20番目の順位19位でテープを切った。
昨年とは段違いの手ごたえを感じて臨んだだけに、さすがに全国大会の壁は厚い。順位も2つしか上げることが出来なかった。一応目標としていた15位まで、あと5分もある。ただ、陸上に力を注いでいる福岡大学、東亜大、福島大などに勝つことが出来た。東海地区代表の責任は十分に果たしたと思う。
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 スレッド
メニュー
2023年度
駅伝の軌跡
HPの使い方
管理人:吉野 明道
yoshinoakimichi1015⚫︎icloud.com
[●を@に直して下さい]