中長ブログ - 渡部琴子さんのエントリ

2021/03/31
Time is money 〜後編〜

執筆者: 渡部琴子 (17:45)
さえちゃんブログパスありがとう!私が山の上に入って1番最初に仲良くなれたお友達はさえちゃんだよ!社会人になってもご飯行こうね。

卒論レーンフライングしています、渡部です。前回のブログは多くの方に読んで頂き大変恐縮です。今回のブログは入部してからの事を書きたいと思います。


〜山の上に入部して〜

小学生の時にかじった陸上は残念ながら技術や知識を身に付ける事が出来なかったので、初心者として山の上に入部しました。そんな初心者の方も受け入れてくれる山の上の環境はとてもありがたかったです。そうでなければ私はまた諦めてきっとここには居なかったです。

自業自得ですが、私は高校生活で大幅なロスをしたので体力はゼロ(むしろマイナス)からのスタートでした。入部当初はまだ気持ちの整理がついていなかったので、自分の過去の経緯は人に話す気になれませんでした。話すと嫌な事も思い出してしまうので、それなら誤解される方がマシかなと当時は考えていました。とにかく私の陸上生活は失った体力を戻そうというところから始まりました。体力が戻るとフォームや食生活、次なる目標に目を向ける余裕も出来て、それが記録にも繋がってきて、とどんどん陸上に夢中になってきました。


3年生の秋季大会で1500mでPBがでて嬉しくてインスタのストーリにあげたとき沢山の人からDMやLINEなどで温かいメッセージを頂きました。本当に嬉しかったです。スロースタートだった私の陸上生活は失敗ばかりで沢山の人に迷惑をかけました。上手くいった事はほんのただ一部にすぎません。もし、あの時違う高校で部活に完全燃焼した高校生活を送っていたら、今頃沢山バイトして、好きなものを買って、自由な時間でほどよく遊ぶ、就活にももっと余裕な気持ちをもって出来たのではないか、周りの友人が送っているようなそんな普通の大学生活を送りたかったと正直何度も思いました。

しかし、多くの人から祝福された時、この一度の成功の為に今まで努力して良かったなと心から思いました。あの時みた景色、達成感は今まで私が経験した事のないものでした。自分がこのような日を迎えられたのは本当に周りの人の支えがあったからだと思います。改めて本当にありがとうございました。

そして、その後調子がよく一橋戦での3000mでもPBが出て、気持ちよく就活に心を入れ替える事が出来ました。また、ありがたい事に先輩方から沢山の期待のお言葉を頂き、自分もその可能性を信じたい、期待に応えたいという強い思いを抱きました。そして、就活が終わったら気持ちを切り替えて自分の全てを陸上に捧げよう、そう決意しました。

しかし、就活が終わってもコロナは収束しないどころか、大学の方針により試合の出場許可が降りませんでした。最後は思うような形にはなりませんでしたが、この有り余ったエネルギーは次の新しいステージでのパワーにします!

色々ありましたが、私の大学生活を振り返って1番の思い出は山の上での生活です。こんなに自分自身と向き合う機会は今まで中々なかったったと思います。大学4年間という時間を使って自分の人生で後悔していた事に挑戦出来て本当に良かったです。強い選手にはなれませんでしたが、入部していなかったら出来なかった経験や出会いが自分にとって生涯忘れられない宝物です。自分の大学生活を山の上で過ごせて心から良かったと思います。今後も山の上陸上部の活動を応援していますし、就職先も愛知県内なので機会があればまた試合の応援に行きたいと思っています。(コロナ収まりますように)

長距離女子レーンはこれで終わりです。今まで本当にありがとうございました。
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