中長ブログ - ando-hideさんのエントリ |
2020/04/05
More is different
執筆者: ando-hide (21:40)
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同期の賢人くんから回ってきました。 中距離M2だった安藤です。 投稿が遅くなり申し訳ございません。新生活の準備が思っていたよりも忙しくてブログ執筆を後回しにしていると、気づいたら社会人になっていました。今は北関東の辺境(群馬ではない)に閉じ込められて研修中です。 タイトルのフレーズは物理学者のアンダーソンによるものです。簡単に説明すると、ある性質を持った物質が、その数密度が増大することで、全く違った新しい性質が現れる、ということです。これは人間に置き換えると、ひとりではできないことが、みんなで集まればできるようになったり、予想だにしなかった成果が得られることに対応します。(多分) 僕の好きな言葉のひとつです。 さて、明大から名大へ移ってきてからの2年間、やまのうえではとても楽しい時間を過ごすことができました。僕のようなイレギュラーな存在に対しても暖かく接してくれた皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。謝謝茄子。 唐突ですが、ブログって文化、良いですよね。自分の考えや有用な情報を共有できたり、筆者のパーソナリティーを感じることができたり。明大の体育会競走部にはありませんでした。中でも卒業レーンは非常に読みごたえがあります。 僕もこれまでの14年に渡る波乱万丈な陸上人生を振り返ろうかと思いましたが、うまくまとまりそうにないのと、オチが微妙(800m引退レース2分20秒78)なのでやめておきます。その代わりに伝えたいことをひとつだけ。 『本気で陸上競技に向き合ってください。』 「なんやそれ、いつも本気でやっとるわ。」と思われるでしょう。(この段階でハッとする人はいないとは思いますが) しかし、本当にそうでしょうか? 練習中に妥協してませんか? キツくなっただけでメニューから抜けたりしていませんか? 毎日、本番と同じくらい集中してアップしていますか? メニューの内容やポイント、そのメニューにおける自分にとっての課題など、前日の夜や当日の日中に考えてから部活に来てますか? 練習の内容や開始時刻を意識して食事を摂っていますか? カロリーや栄養バランスを意識していますか? お酒、飲みすぎていませんか? etc... 「当たり前でしょそんなこと」と思う方。良いと思います。どうぞその調子で邁進してください。 「そこまでできてなかったわ」という方。自身の取り組み方を今一度見つめ直すと共に、まだまだ伸びシロがあると肯定的に捉えて頑張ってください。 僕たちは、大学生にもなってわざわざ陸上部を選んでしまった人たちです。ツラいことは自明なのにわかってるのに、走って。歩いて。時には骨や肉や血が壊れるまで走って。歩いて。それでも、時たま感じられる何にも代えがたい喜びや爽快感が忘れられなくて走り続ける狂人です。貴重な時間を使って陸上をするなら、サークルや同好会とは違うんだというプライドを持って、陸上に対して本気で向き合って、こだわって、こだわり抜いて、自分だけの『陸上観』のようなものを形成していってください。こうして得られた陸上観は、いつの間にか人生観のほとんどを占めていて、今後大いに影響するんじゃあないかと思います。ゆーてまだ24歳の若造ですが、そんな気がします。 大学卒業時に4年(6年or9年)前を振り返って、陸上競技をやって良かったと心から思えるような競技生活を送ってください。もちろん、僕は大学・大学院でも陸上を続けて良かったと思ってます。採血のチクッとした痛みが苦手なのですが、300mを1本走るよりマシだと思うと気が楽になることに気づいたのも、良かったと思える理由のひとつです。 抽象的な文章になってしまいましたが、伝えたいことは以上です。後輩の皆さん(とクニシさん)、これからも応援しています。ファイト1発。 最後に、2年間本当にありがとうございました。 これにて2019年度の卒業レーン、終了です。 |
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