中長ブログ - にわさんのエントリ |
2020/03/31
トレイルランに挑戦してみたい
執筆者: にわ (18:03)
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15日前くらいに強打したスネが今も痛いです。 こんにちは、長距離4年の丹羽です。 あいこからブログが回ってくるはずなのですが、痺れを切らしたので書きます。 さて、私たちの代の追いコンや卒業式を奪い去った憎きコロナの勢いは未だに衰えておりません。 そのせいで、最近私は超インドアな生活をしています。勉強したり、絵を描いたり、読書したり、指パッチンの練習をしたり。 特にピアノにハマってます。気づいたら何時間も弾いてしまってます。ベートーベンの悲愴を練習しているのですが、弾けなさすぎてショパンに浮気中です。 …家を出るのは走る時くらいかもしれません。 前置きはこれくらいにして、本題に入りましょう。 卒業レーンでしたね。 ここまでくるとほぼ全員が卒業ブログを書き終えています。 参考にするために全部読んでます。 白黒反転させるやつとか、あり得ない分量のやつとか、読みにくいことこの上ないブログも散見されますが…そこは反面教師にしていきたいと思います。 ということで、今回のブログは豪華3本立てとなっております↓ ❶後輩へのメッセージ ❷同期へのメッセージ(結構ふざけてます) ❸これまでの陸上人生の振り返りとかいろいろ 暇な人はお好きなところを読んでください。 特にはダラダラ書いているので、本当に暇すぎてどうしようもない人だけ見てください。 ❶後輩へのメッセージ 伝えたいことは腐るほどあるのですが…私が1番伝えたいことを伝えたいと思います。 「人間は自然のうちで最も弱い葦の一茎にすぎない、だがそれは考える葦である」 みなさん、このセリフを耳にしたことはありますか? 私は最近知りました。 家族団欒の夕食時。 何をきっかけにしてか「考える葦」というワードが父の口から出てきて、私がポカンとしていると、「えwwまさかこの言葉知らんのwwやばたにえんwww」とは言っていませんが、知らないとちょっと恥ずかしいぞと父に言われました。 これはパスカル(皆さんご存知、パスカルの定理の人)が、著書「パンセ」の中で、『人間は自然界において脆弱な葦の一茎に過ぎないが、思考することができる偉大な存在でもある』とした言葉です。 こんな言葉を引っ張ってきて結局何が言いたいのかというと、 『考えることはすごく重要だ』 ということです。 少し難しく聞こえますね。 指パッチンを例にしましょうか。 指パッチンって、どういう理論で音が鳴っているか知っていますか? 弾いた中指が薬指に当たることで鳴るのです。 私はそれを知らず、今までずっと中指と親指の摩擦で音が鳴ると思ってました。 なので何度練習しても音が鳴らん。 いくら親指と中指をものすんごい勢いで摩擦させても鳴らないのです。 なかなか鳴らなかったのでググりました。友達にも聞きました。 そして正しい知識を得たことで微かに鳴るようになりました。まだまだ練習の必要がありそうですが。 少しふざけすぎました。 このように、思考を停止してただがむしゃらに練習していても成果は出ません。 なんでうまく走れないんだろう? そもそもどういう仕組みで走力が上がるんだろう? 疑問を持ち、なぜ?を考えることが重要なのです。 もし偶然うまく走れたとして、うまくいった仕組みを理解していなければ、また偶然うまく走れるまで脚を動かすしかありません。非効率的です。 思考を止めないでください。 今より強くなるにはどうしたらいいのか、徹底的に考えてください。 分からなければ調べたり、人に聞いてください。 そして試行錯誤してください。 それを繰り返せば必ず強くなります。 努力なくして成功はあり得ません。 頑張ってください。 そして今ケガしている人へ伝えたいことがあります。他の卒業生は優しい言葉をかけてくれていますが、私はあえて厳しく言います。 無駄な時間を過ごさないでください。 私はケガをしてもメンブレしない、という強靭な心を持ち合わせているのであまり皆さん知らないかもしれませんが… 実は大学1〜3年は毎年数ヶ月も引きずるようなケガをしていました。 練習積んで、怪我して、治して。 また練習積んで、怪我して、治して…。 毎年振り出しに戻っている気分でした。 なので4年の最後に記録が出たのは、大学4年の間の練習、つまり実質1年間の努力の成果です。 私は大学4年間のうち、3年間をドブに捨てたということですね。なんと愚かな。 そんなこと言われなくても分かっとるわ! でもどうしてもモチベ上がらないんだわ!! という方もいるかもしれません。 でも皆さんが思っているより時間が過ぎるのは早いし、皆さんが思っているよりケガの間にできることはたくさんあります。 ケガしんどい…辛い…私かわいそう…とネガティブになるのは時間の無駄。 大事なのは今自分に何が必要なのか考えること。実行すること。 必要なことは人によって違います。 けがの原因がよく分かっていない人は、再発予防のために原因追及をするべきだし、けがの原因が筋力不足だと分かっているなら筋トレするべきだし、心身ともに疲れ果てている人は陸上競技から少し離れるのも手かもしれません(そこまで追いつめてる時点で問題だけど)。 とにかく何も考えずにただ日々を過ごすことだけは絶対にしてはいけません。 ケガにも意味があります。 自分が今までやってきた何かしらが間違っているということを教えてくれます。 けれど、ケガして、なんとなく休んで、なんとなく治して…というケガは無意味です。 私の大学1〜2年のケガがそうでした。 大学3年時のケガで思い改め、考えることをやめずに工夫した結果、最後の最後で記録を塗り替えることができました。 3年の夏、ケガから復帰したときは最初はCチームでさえ練習できませんでした。 でも4年の最後にはAチームでペーランができるようになりました。 みなさんにはまだ時間があります。 今からでも遅くないので、 " しっかり思考して " 練習するようにしてください。 応援してます。 相談ならいつでものりますよ。 ❷同期へのメッセージ これで最後になるかもしれませんので…今だから言えることを添えつつ、普通に感謝を述べたいと思います。 まず全体として。 私は人見知りでコミュ障です。 周りが「集まれどうぶつの森」ブームなのを尻目に、「おいでよどうぶつの森」をするような天邪鬼な人間です。 そんな私にたくさん話しかけてくれて、仲良くしてくれてありがとうございました。 おかげで毎日楽しく過ごすことができました。 同期が走っている姿はやっぱり励みになったし、いつも英気を養わせてもらいました。 この学年で良かったと、心から思います。 以下は特にお世話になった長距離へ向けてのメッセージです↓ 長距離男子へ 意識が高く、目指す場所も高い。 そんな長距離男子は私の憧れであり、尊敬する人たちでした。長距離男子に少しでも認めてもらいたい、と思って毎日走っていました。 試合や練習日誌からたくさん刺激をもらったし、長距離男子がいなかったら私はもっとゴミみたいな走りしかしていなかったと思います。 ずっと私のモチベーションでした。 ありがとう。 ちなみに、何年か前の山の上ランキング陰キャ部門に長距離男子をノミネートしたのは私です。 (それだけ尊敬してるってことだよ!) 長距離女子へ まゆ 一年の頃は自分のことでいっぱいいっぱいで、まゆのケガを気にしてあげられなくてごめんね。部活を離れてもちょくちょく会って、たくさん話せて楽しかったよ。 一年の頃はまゆの存在が1番大きかった。 ありがとう。 きのちゃん 長距離女子の中で1番常識があって、いつも癒されてました笑。 きのちゃんが引退してから何度も「きのちゃんが足りない…」ってなってました。 部活も勉強も一生懸命で、友達想いのきのちゃんに会えて本当によかった。 ありがとう。 はるこちゃん 大人しい天使かと思いきや、笑いのセンスも持ち合わせた陸上への意識高め天使でした。 長距離女子の中で1番刺激をもらえた存在です。 ありがとう。 うちは部活引退だけど、めちゃめちゃ応援してます。がんばってね。 あやさ 実習や試験でいなくなるたび、チョー悲しかったです。 でも最後の駅伝で戻ってきてくれて、一緒にAチームでペーランできたのはいい思い出です。 ありがとう。 あいこ 卒業旅行でずっと運転してもらえてありがたかったけど、運転荒すぎてずっと怖かったわ…。 おかげで自分が運転するときは安全運転を心がけるようになりました。 ありがとう。 なほ ブログ読みました。 なほのケガに直接何かしてあげられることはなくて、ずっと自分の力のなさを感じていました。 それでも私の些細な行動がなほを支えられていたならよかった。 ケガが完治した or 彼氏ができた時は報告ください。 祝杯をあげよう🥳 ❸これまでの陸上人生の振り返りとかいろいろ わたしは陸上を高校から始めたのですが、きっかけは些細なものです。 幼稚園のころからマラソンとか長距離種目が並の人よりちょっと速めだったこと。 「一瞬の風になれ」を読んで、陸上かっくいー、ってなったこと。 中学で仲が良かった子が入部すると聞いたこと。 先輩の雰囲気が良かったこと。 これらのうちどれか一つでも欠けていたら陸上部に入っていなかったと思います。 こんなしょーもないことをきっかけにして陸上を始めたわけですが、今まで続けられた理由はなんだろう?と、考えてみました。 1つ目は高校の先輩の存在です。 入部した当初の私の実力は悲惨でした。 キロ5のペーランが1km過ぎでついていけない。 早々に1人だけ抜けて、隅の小径でゆっくりジョグ …というのを何度も繰り返しました。 初試合の3000mでは13'36(約4'30/kmペース)というタイムを叩き出すなど。今のペーランのペースより遅いし、なんなら調子いいときのジョグのペースです。我ながらひどいな!! 今となっては記憶が薄れてますが、そういえば高校1年の頃は毎日部活辞めたいと思ってました。 そんな私を支えてくださったのが先輩でした。 ペーランの最中に私がへばって遅れてくると毎回背中を押して励ましてくれました。 少しでも走れる距離が伸びれば褒めてくれました。 そのおかげでペーランもしっかり最後までこなせるようになりました。走り切れた時は自分のことのようにすごく喜んでくれました。 高校時代の先輩は私の陸上人生で1番かけがえのない存在です。この人たちがいなかったら今でも陸上続けてません。 絶対このブログ読んでないけど…ありがとうございました。 私もそんな先輩になれたら良かったのですが。 いい先輩になる、というのはなかなか難しいものですね。 2つ目は負けん気が強いこと。 私は比較的引きずらないタイプです。 ケガした時も最初は辛いですが、ちゃっと切り替えました。 何か言われても特に気にしないし、少しイラっとすることがあっても寝たら忘れます。 ですが、本当にグサッときたことはずっと覚えてます。 大学1年でケガした時。 私と同じ時期に同期がもう1人ケガしてました。監督は彼女に練習積んだら3000m9分台出るぞ、と言いました。私には3000m10分台は出るぞ、と言いました。 確かに持ちタイム的に考えたら私が9分台を出すのは難しかったかもしれませんが、その言葉を聞き、自分期待されてないな、と感じました。 パート長になった時。 長距離女子はサークルみたいだね、と言われました。 外から見たらそう見えるかもしれないけど、中には頑張ってる人もいる。その人達が同じくくりにされるのが本当にやるせなかったし、パート長の自分が否定されている気がして悔しかったのを覚えています。 このやろー!って思ってました。 クリスマス会の時。 パート長である私に1年お疲れ様の誕生日プレゼントを部員全員が買ってきてくれたことがありました。 けれど、嬉しいという感情より、申し訳ないという感情の方が大きかったです。 こんなに感謝されるほど何かしたっけ? 私、パート長として部員に何かしてあげれてるっけ? 何もできてないな、と。 まあパート長については駅伝の時のブログに書いたので割愛します。 今だから言えますが、私は3000m9分台で走るのが最終目標でした。 それで監督をギャフンと言わせてやるぜ! 長距離女子もやればできるじゃん、と思わせてやるぜ! これでチームを引っ張ってやるぜ! と意気込んでました。ずっと。 誰にも言ってませんが。 結局10分台も出せてませんが…毎日この上記の3点は、気がつくと考えていることでした。 ずっと私の奥底に存在したモチベの一つです。 3つ目は家族の存在です。 些細なことですが、朝ごはんを食べる・早寝早起きするなどの生活習慣をつけてくれたり、夜遅く帰るときはずっと起きて待っててくれたり、気分屋で面倒な私の相手をしてくれたりと、ずっと陰ながら私を支えてくれました。 家族からのアドバイスが、なんだかんだ陸上を続けるきっかけにもなりました。 腹立つことも多いけど、感謝することはそれ以上に多い。 なかなか直接言えないので、こそっとここで感謝しときます。 こんなものですかね。 高校終わって大学入学の時に陸上部なんて入る気なかったし、なんなら消去法で決めました。 なんとなく運動しとくか、みたいな。 大学一年の記憶はほぼありません。 何も考えずに練習してたんでしょうね。 でも引退した今では、まだ記録を更新したいという気持ちが強いです。陸上への熱い思いがすごいです。 高校で努力する、という基礎が作られ 大学で本気で努力する、ということを学びました。 この陸上部に入って、いい大学生活を送れました。結果的に、すごく成長できたと思います。 そろそろ締めないと誰かのブログみたいに鬼のように長くなりそうなので終わります。 とその前に一つ報告。というか宣戦布告。 最後のトラックで3000mが10分台でそうだったこととか、結局初マラソンがなくなったこととか、悔いが残ってるからだと思いますが…。 とりあえず今年ぐらいは信大戦などの二校対校戦にOGとして参戦するつもりです。 なお私に負けた現役生は加木屋緑地20周の刑(ごほうび?)に処するので悪しからず。 ほんとに最後に。 名古屋大学で陸上競技ができたこと、みなさんと出会えたことに感謝しつつ、私の最後のブログを締めさせていただきます。 こんなに陸上が好きになるなんて、人生において欠かせないものになるなんて、思っていませんでした。 これからは市民ランナーとして、みなさんに刺激を与えられるよう頑張ります。 ありがとうございました。 |
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