中長ブログ - はるこさんのエントリ |
2020/03/15
耐雪梅花麗
執筆者: はるこ (15:02)
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山田くんまわしてくれてありがとう。 そして日本選手権標準突破おめでとう🎉能美おつかれさま! 4年の中川です。 卒業レーンです。 …とは名ばかりで、山田くんも言ってたように医学部は6年生まであるので実はまだ卒業しません。 よく考えたら卒業レーンの3人中2人卒業しないってレーンのコンセプト崩壊してるな。 はじめに近況報告。4つあります。 その1 神戸 1カ月ほど前、神戸で行われた日本選手権に出場してきました。 今年は寝坊こそしなかったものの去年より10分以上遅いタイムを出してしまいました。 他の種目で10分以上遅くするの逆に難しいと思うので貴重な経験ですね。 その2 貧血 日本選手権の2日後くらいに病院実習で採血の練習したのですが、採るだけじゃもったいないのでついでに血液検査したらなかなかの貧血であることが発覚しました。赤血球ごめんな。 現在治療中です。薬の副作用でおなかがブレイクしてるので誰か助けてください。 その3 補導 先日夜の街をふらふらと歩いていたら警察官の方に声をかけられました。 「これがうわさの職質か…!人生初!」とわくわくしてたら年齢を聞かれました。 補導でした。 愛知県の青少年条例によると補導対象は18歳未満だそうです。 ちなみに私は21歳です。 その4 自粛 コロナのせいで試合も実習もユニバも卒業式も全部なくなりました。つらすぎ。 卒業式で会いたい人たくさんいたのに残念です。 あと輪島も全日本女子の種目が無くなったので出れません。去年は病気で泣く泣く出場を断念したので今年は這ってでも出るつもりだったのにそもそも開催されないとは。泣けるぜ… どうでもいいですね。本題に移りましょう。 書きたいことだけ書きなぐった&パソコンで打ったのでたぶん長いです。 でも伝えたいことは最初の1段落分と最後の引用部分の2か所なのでそこだけ読んでね。 さて、山の上では4年間お世話になりました。みんなと陸上できて良かったです。 感謝の気持ちでいっぱい。 素晴らしい同期、優しい先輩や面白い後輩と一緒に部活ができて、ほんとに仲間に恵まれたなあと思います。 特に競歩なんて過疎種目のはずなのに、山の上めちゃめちゃ人いてびっくりです。日本有数の大人数ではないでしょうか? 山の上最初きたときは、同期が3人もいるとは思ってもいませんでした。ありがたいことです。 女神のように優しいなほちゃん、よくわからんけど面白い紀藤くん、山田くんと一緒に歩けて私は幸せ者でした。 同じ種目で女子の後輩がいたのも心強かったです。特にのぞみちゃんみたいに自分より強い後輩と一緒に練習できる環境なかなか無いです。いつも適当で意味不明なことばっか口走ってる変な先輩ですが見放さないでねこれからもよろしく…。 また残った唯一の同期である山田くんは、リーダーシップ、陸上に対する熱意や造詣、中長ブログへの愛、20kmのみならず50kmに挑戦しちゃうあたおかさのみならず、同じ医学部だけどずっと優秀でモチベも高くて、、もう全てにおいて勝てるとこない彼なら大丈夫やと思い、今から思うとP長とか全部任せきりでした。同学年なんだからもうちょっと支えてあげられればよかったです。甘えてしまってごめんなさい、、 けどそんな風にいつも私をインスパイアしてくれる存在である山田くんが残ってくれてうれしいです。私も負けないよう頑張ろうと思います。 とりあえず私の分まで輪島がんばってくれ。 めちゃめちゃ応援してる。今まで助けてもらった恩返ししたいので給水でも何でも言ってくださいな。 逆に言えば山田くん以外長距離の同期は皆卒業です。さみしい。 最後にみんなに卒業式で会うのを楽しみに生きてきたのにコロナのせいで全部パーです。控えめに言ってコロナ消えてほしい。 まあ仕方がないですね。どうしたって4月からは5年生です。(5年生ってなんとなく響きがやだな…) ふつうのだいがくせいは4年間で卒業なので(igskくんを除く)、あとの2年間はいわばボーナスステージみたいなもんです。 さて、そのボーナスステージですが、部活に充てるもよし、勉強するもよしと使い方は人それぞれです。 そこで私の選択ですが、こんだけ結果が出ないなら、正直4年生できりを付けるという選択肢もありよりのありだと思ってました。今でもそう思ってます。 ではなぜ来年度も続けることにしてしまったのでしょうか??気の迷い?惰性? 理由は三つあります。 一つは、来年度から医陸の方の大会で男女の競歩が種目として認められたからです。 なぜ導入が認められたかというと、ひとえに山田くんの頑張りなのですが… 私が出ないと女子5000mWが種目として成立しない説あるのでもうこれは続けざるを得ませんわ。 ということで今年の西医体は山田くんとアベック優勝して、西日本最強の医学生ウォーカーは名古屋にいるんやということを知らしめてきます。(ただの自己満) そして永久不滅の大会記録を作って歴史に名を刻みます。 なりより、医陸のみんなの前で自分の専門種目で競技するのが夢だったので。これが一つ目の理由。 二つ目は、やり残したことがたくさんあるからです。 大学でもっかい陸上やろうと思ったのも、高校でやり残したことがあるからでした。 もう多くの部員が後輩になってしまったので知らない人がほとんどだと思いますが、私は高校のレースで懲りて、入学時は「もう競歩はやらん」とやまのうえの方の部活には入ってませんでした。 私はいちおうインターハイに出たことあるのですが、高校の時から問題児だったので(歩型)、予選でゴール後失格しました。しかもタイム的には決勝に残るタイムでフィニッシュしてたのでもうほんとに情けなくて悲しくて辛くて悔しくて…。 今でも強烈に思い出しますし、鮮明に思い出せます。 てかたぶんわたしの人生で一番再生回数多い記憶だと思います。(何百回とリフレインしてるのでもはや病気や) だから続けてもたいした結果は出ないだろうし見込めないと思い、大学では競歩から足を洗うつもりでした。 でもかえってその経験があったから、もう一度日本一の舞台で歩きたい、そしてちゃんと記録を残したい、と次第に思うようになり、結局半年後全学の陸上部に入ってしまいました。 だから私の大学陸上における一番の目標は「全カレに出る」ことでした。 ただそれも高校の時と同じような結果になってしまったのでぜんぜん納得はしてませんが。てかむしろマイナスですわ…。 (…もし幸運にも機会がもう一度与えられたら、今度こそ忘れ物を取り戻しに行きたいと思っています。) まあなんにせよ後輩の皆さんは一つでもいいからこれだけは譲れない目標とか絶対忘れられない悔しい思い出とか持つといいと思います。 臥薪嘗胆という言葉があるように、それを思い出せばいつでもそれのために頑張れるからです。 あとは名大記録を更新するのも目標の一つでした。 高校の部記録は競歩関連のは全部塗り替えてたので大学でもいけるやろ!と思ってました。 特に5000mWは自己ベストが名大記録を上回ってるので、実際問題PB(かそれに近い記録)で歩けばそれがそのまま名大新です。 …と割となめてたのですが、結局4年間で一つも名大新を出せませんでした。 残された時間で、何か一つの種目でもいいのでぜひ更新したいです。 ちなみに今の女子競歩の名大記録は全てさき先輩という方のものです。確か亜由子さんと同学年のはず。 実は高校時代に県選で一緒に歩いてたみたいです。(当時は名大入るつもり1mmもなかったのに、数年後その人と同じユニフォームを着ることになるなんて人生わかりませんねー) めちゃめちゃ美人で背が高くてそれでいて気さくで全カレも入賞しちゃうような素晴らしすぎる方です。 そんな先輩に追いつく、追い越すなんて私程度の人間がおこがましいですが、それでもずっと追いかけたい背中です。 見えない先輩の背中を追いかけて記録を出す。残り時間でなんとか成し遂げてみせます。 三つめは、これで大学陸上を終えることに全く納得できないからです。 確かに大学で部活して、10000mや20km(とマラソン?笑)にも挑戦できたし、日本選手権も全カレも出れたし、他大学の競歩仲間も増えたし、まあそれなりに楽しかったけど、肝心の結果は全然出せてません。 陸上は結果が出ればすごい楽しいです。 だから結果が出ないこの2年間くらいはすごいすごい苦しかった。 でもこのまま満足な結果出せないまま終わるのはもっと納得できません。 最後にもう一度楽しさを味わいたいから、わんちゃんの可能性にかけてもう少し悪あがきします。 まあ要するに、4年間でぱっとした結果を残すことができず、宿題がいっぱいあるから延長戦に突入!て感じですかね。 ということでこれからも精進してまいりたいと思います。 なんか卒業レーンなのに(卒業するとは言っていない)今後の意気込みみたいになっちゃいましたね。 誰得感が否めないため、せっかくなので同期に倣い後輩へのアドバイス的なことも書いとこうかな。一応ね? 4つ思いつきました。 ・1秒でいいからやる 高校の先輩の受け売りなのですが、どうしてもやる気が出ないとき、時間がないときありますよね。そんな日は「1回でもいいから腹筋やる」、「1分でもいいから走る」というふうにハードルを下げてほんの少しでもいいから何かやるのがおすすめです。1と2の間と比べ、0と1の間にはずっと大きな隔たりがあります。どんなにちょこっとでもやるのとやらぬのでは次元が違います。また始めたら案外気分のってきて意外と走れたりすることも。 ・ひとにたすけてもらう これは私が最も苦手とすることなのであんまり人のこと言えませんが、他の人に聞いたり相談したりすることは自分が成長していく上ですごく有効なのではないかと最近になって気づきました。自分の知らないこと、出来ないこと、客観視できないことなどは人に聞けばたいていすぐ分かります。どんどん周りを頼るのが賢いかも。ちなみに私は今でもできませんっ。 ・いたくなったらすぐやめる 賛否両論あるかもしれませんが私は足とか腰とか身体のどこかが痛くなったらその瞬間練習やめるようにしてます。たいてい悪化さえさせなければ怪我手前ではストップできます。距離のきりが悪いとかここでやめたら根性ないとか変なこと考えず、「ん、痛い?かも??」と一瞬でも感じたら秒でやめる。「予防に勝る治療は無し」といいますよね。やらない勇気も必要です。休むのも練習。 ・いろいろやってみる 部活やるとその分他の事に使える時間が限られるのは事実です。でもそれを言い訳にしてほかごとをやらないのは大学生という貴重な時期を浪費していてもったいないです。勉強、読書、留学、研究などなど興味のあることは手当たり次第なんでもやってみると視野が広がると思います。時間無ければ時には部活の優先順位下げてでもやるべきだと個人的には思います。多少休んでも体力は意外とすぐ戻る。 以上です。思いつくままに書き連ねたので脈絡はありません。 さて、私の好きな映画で「マチネの終わりに」というのがあります。(唐突) 映画も小説も死ぬほど泣けるのでおすすめです。その中で主人公がこんなことを言います。 「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」 小説の文脈の中で読んでもらうのが一番わかりやすいですが、私はなんとなく、未来から見たら過去の感じ方、捉え方は変わるよ!ということだと解釈してます。 これは部活などにも当てはまるのではないでしょうか? 実際陸上は大変なことの占める割合多いと思います。きつい練習、それでも結果が出ない苦しみなどなど…(もちろん楽しいこともあるけどね!) でも今は苦しくても、それはきっと時間軸の延長線上の未来から見てみれば、違うふうに捉えることもできるし、そう見えてしまう可能性があるんだと思います。 要するに 未来の自分が過去を振り返った時、あああの時苦しんだけど足掻いてよかったな、続けてよかったな あるいは、あの道を選んだから今ここにいるんだな と思えればおっけーなのではないでしょうか。 伝わってるかな?笑 語彙力なさすぎて自分でも何言ってるか分かんなくなってきたのでここらでやめときます、、 似たようなことを他の先輩も書いてたので、ブログを引用させていただきますね!笑 私の言いたいこと全部言ってくれてます。 実際こっち読んだ方が早いし分かりやすいです。(語彙力の差) ちなみに出典元はこちら↓ https://ncutf.jimdofree.com/2019/09/18/%E3%82%82-%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%9027%E5%A4%A7-%E5%B0%8F%E7%AC%A0%E5%8E%9F/ 以下引用です。 “陸上然り、研究然り、調子の良し悪しってあります。調子良い時はいいんです。何やっても大抵出来るから。 しんどいのは、何故か調子悪い時。やれることやったのに上手くいかない、目に見える結果が出ない。あの子はこうだったのに、どうして私は。こんなこと考えがちになります。 でも、やり続けていればどうにかなります。きっと。もしかしたら目標にしていたところには行きつかないかもしれないけど。でも確実に成長はしていて、いつか振り返ったときに「あーあのとき足掻いて良かったな」って思えるはず。だから、たくさん落ち込んだとしても、たくさん泣いたとしても、周りに頼って、続けてほしいなって思います。まぁしんどいけどね!でも根を張る時期が長ければ長いほど立派な木になると信じて向き合いましょ。“ 確かちょうど全カレ後くらいにこのブログ読んだと記憶してるのですが、病みメンタルだった当時の私はこの文章にすごく救われました。 また誰かにとどけばいいなと思うので載せておきますね。 上手くいかないことは多いと思います。 それでもきっと続けていればいつか抜けられるトンネルです。 て誰かが言っていたようないなかったような。 (まあ私は今も抜けられてないんですけどね…) 残り時間は限られていますがあと少しだけ頑張ってみようと思います。 もしかしたら目指していた場所にはたどり着かないかもしれないけど。 いつか振り返った時に自分を認めてあげられるように。 半年か1年か、はたまた2年かはまだ未定ですが、もうしばらくお世話になります。 みなさまどうぞよろしくお願いいたします。 最後にタイトル回収。 こちらは私の座右の銘です。一応ね? 西郷隆盛の漢詩だったと思います。 書き下すと「雪に耐えて梅花麗し」。意味は読んで字の如くです。 何となく全部漢字だと強そう!と思ったのと、私の誕生日がちょうど梅の花の咲く頃だったので好きになった言葉です。 雪降る真冬の寒さの後にはきっと花咲く春が来る! と信じて歩いていきます。 以上です。 次は我らが山の上の太陽こと松永先輩にまわします。 競歩パートから唯一の真の卒業生です。4月から社会人頑張ってください。 またお米が食べたくなったらいつでも言ってくださいね。 |
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