中長ブログ - つかもとさんのエントリ

2019/11/30
東海学生駅伝まであとぴったり24時間

執筆者: つかもと (08:25)
河上先輩、回していただいてありがとうございます。
思い返したら東海学生レーンでは去年も河上先輩に回してもらった気がします。
ついに部からは先に失礼することになりそうですが、僕がいなくなっても寂しがらずに頑張ってくださいね、、、


どうもおはようございます。塚本です。
遅くなってしまいすいません。
言い訳をしますと、最後に回ってくることを前提に下書きしていたので、所々文章を変える作業を強いられていました。
最後に回ってくると思っていたのはうぬぼれでしたね。やはりDの偉大さには最後まで勝てなかった、、、


さて、東海学生レーンも佳境です(B急げ)
佳境ですが自分のペースを崩さず余談をしまくります。
しかし要点だけ先に書いて余談を下にまとめるのは、全員が目を通すことを前提にしていてこれまたうぬぼれな気がしてきたので、もうやりません。最初から読みたい人だけ読めばいいと思います(唐突に強気)


昨日、すっかり定番となった ぬ+うどん(小松作) という調整を勝田と森川とともに行いました。
集合時刻に少し遅れてしまったので森川を待たせてしまったのですが、彼は待っている間新作のポケモンをやっていたそうです。
僕はいまいち最近のポケモンがわからないのですが、昔不思議のダンジョンで育ててた「タツベイ」はもう今作には登場しないそうで寂しい限りです。
でもなんか見ていて楽しそうなので、僕もまた何かゲーム始めてみようかな…(卒論激ヤバ)


僕の昔ハマっていたゲームに、パワフルプロ野球というものがあります。ご存知の方も多いと思います。パワプロってやつです。野球のゲームです。
こんな僕でも昔野球をやっていたのです。(デッドボールが怖くてやめた)(ガチ)

長らくやっていませんでしたが、最近はスマホアプリのゲームも出ています。
懐かしいと思って3年くらい前にダウンロードしました。しかしアプリともなると昔の自分がやっていたゲームと仕様が違いすぎてしっくりこず、すぐに飽きてまともにやっていませんでした。
ちなみにそれでも毎日ログインボーナスをもらう作業だけ続けていたら、課金していないのにパワーストーンが2300個(課金して手に入れようとしたら15万円分)貯まりました。


このゲームのメインは、「サクセス」というモードで、優秀な選手を育成するというものです
。作品によって様々なシナリオがありますが、メジャーなのは高校生の主人公になって練習を積みながら甲子園出場を目指し、最終的にドラフト指名されてプロ入りを目指す、というものです。
僕が一番好きだった「パワプロクンポケット10」では、主人公は全寮制の強豪校に入学し、部活の練習以外にも麻雀して遊んだり恋したり様々なイベントを経て成長し、甲子園を目指します。甲子園に出場できたらプロ入りすることができ、ゲームクリアです。


選手を強くするためにはもちろん練習しなければいけないわけですが、ここがこのゲームの結構奥深いところで、多くの人がハマる要員であると思っています。
というのもただ単に練習しまくれば強い選手になるわけではないのです。
主人公には様々なパラメータが存在します。まず一つはその選手の野球能力を表すもので、これを伸ばしていくことがメインの目標です。
「練習」コマンドを選択すると、いろいろな種類の練習ができます。投手なら投げ込み、野手なら素振りとかですね。体操とか球磨きとか球拾いとかもあります。そしてそれぞれ得られる経験値が違うんです。筋力とか敏捷性とか。これをのちに能力パラメータを上げるのに使います。

そしてもう一つのパラメータが、その選手の状態を表すものです。体力ややる気のほか、病気なんかもあります。変にリアルですね。
しかしこいつらが意外と無視できないわけです。
練習を行うときに、やる気のパラメータが低かったら得られる経験値が少なくなってしまうわけです。他にも何か病気を抱えたままだと、経験値が半分になったりします。
さらに大事なポイントが、練習を行う時の体力の残存量に応じて、ケガをする確率が上がります。そしてその確率というものは、「ケガ率」という数字として練習選択画面に出てきます。

これがこのゲームの最もリアルで、リアルじゃないところです。





この半年間、僕は怪我に苦しめられました。
陸上は今まで10年間やってきましたが、これまで今回ほど長期の離脱を強いられた怪我はしたことありませんでした。

これまでは、いくら長い距離を走り続けても、いくら強度の高い練習を続けても、どこかが痛くなることはありませんでした。
「うはw もう自分、絶対ケガしねーわwww」
って本気で思ってました。そんな僕に、最後の年でバチが当たったのかもしれません。


全日予選の後、それまで自分の陸上観において根幹を成していた目標がなくなり、走っている時にふと強烈な空虚感に襲われるようになっていました。それに抗うようにして、半ば自暴自棄な形でレースに出まくっていました。何かで良い記録を出すことができれば、それがなくなるかもしれないと思ったわけです。

しかし下手なのに三障のレースに出続けたことが災い、左膝に違和感を感じ始めました。それまでケガをしたことがなかった僕にはそれが危険なサインであったことがわからなかったのです。
それが響き、七大戦では凡走。僕がまともに走れていれば、総合順位がひとつ上がっていたかもしれない状況でした。今でも、特に他パートの同期のみんなには少し負い目を感じています。

続く夏合宿で無理をして、ついに完全に走れない状態になりました。
今までそんなこと考えたこともなかったわけです。
当然どうすればいいかわからず、中途半端な状態で走り始めては悪化する、を繰り返しました。


この時、「ケガってこういうことか…」と初めて気がつきました。
それまでの僕は、ケガをする人の気持ちが全く理解できていませんでした。ケガをしたまま走って悪化させる人を見て、浅はかだなと感じていました。
走れないことがこんなに辛いものか、と。こんなにも焦りを感じるものか、と。

そしてそれまでは常々、毎日ちゃんと走り続けない人を見て少し軽蔑するような気持ちがありました。どうせ中途半端ににしか取り組んでいないのだろう、と。
復帰途中、逃避行気味だった自分のダイアリーを見ると、まさに当時そう思っていたような取り組みをしていました。
浅はかだったのは自分自身だと気がつき、恥ずかしくなりました。


気がつけば、ただ義務感で部活に来ている時期がありました。
そんな中、勝田と森川の急成長が僕をハッとさせてくれました。秋以降のレースで奮闘する彼らを見て、自分が何をしなければいけないかを思い出した気がします。
他にもダイアリーを見て無理をしていそうな自分にアドバイスをくれた小川や、ケガをしていても前向きに頑張り続ける山下南・清水夏を見て、背中を押されました。
大急ぎで全エネルギーを復帰に注ぎ、今回、なんとかAチームにメンバー入りするところまで戻ってくることができました。





この一年、パート長としてパートを運営して来て、就任した時に思い描いていた強いチームを作ることはできませんでした。
その大きな要因の一つが、ケガ人が多く出てしまったことだと感じています。


「ケガ率」が数字になって見えればいいのにな、と思います。これはみんなそうだと思いますが。

パワプロで強い選手を作るコツは、当たり前ですが効果的に練習し続けることです。そのために体力を一定水準にキープし続ける必要があります。
なのでよくある立ち回りとして、練習して体力が減ったら次は「休む」とか「デート」とか体力が回復するコマンドを挟むことです。その他にもやる気が低い状態ならば「遊ぶ」コマンド、病気を抱えているなら「通院」コマンドで、常に良い練習が続けられる状態をキープすることが大事です。


これって、結局は現実でも一緒ですよね。
パワプロも現実(陸上)も、どうすれば最大限効率の良い練習を続けられるか、というゲームな訳です。そのためにも、長期的な目線で見てその度ごとに最善な行動を取らなければなりません。
陸上だってケガしそうなほど疲れていたら休むべきだし、ケガとか病気とか気が向かないとかそういう状態で走ったって大して効果ありません。障壁となるものを解決するのが先決です。

なぜこんなにシンプルなことができないか?なぜ怪我してしまうか?
現実では「ケガ率」なんて見えないからです。
ましてや自分の体力ゲージすら見えません。


このゲームの最もリアルなところは、体力が低い状態で練習をしたらケガをするということで、最もリアルじゃないところは、「ケガ率」が見えてしまうことだと思います。
パワプロならば、ケガ率が1%でもあれば練習しなければケガをせずに済みます。
現実では、その見極めが非常に難しい。さらには陸上においてケガ率0%の練習なんて多分ありません。
しかし、ちょっと疲れてるからって休もうとする人は特に長距離選手には多くない気がします。

しっかり自分の状態を見極められる。先のことまで考えて、その都度最善な行動をとれる。陸上においてはよく言われる理想ですが、こんなことできる人そうはいません。ましてやゲームよりはるかにランダムイベントが多い現実でそんなことできたらよっぽど強い選手でしょう。


そんなこと自分でできないなら、仲間の力を借りればいいわけです。
僕がパート長になってから、各練習チーム内でミーティングする時間を設けました。パワプロに例えて言うと、仲間内でそれぞれが最近選んだ行動コマンドを共有し振り返る。他の人からみれば、当人よりよっぽど広い目で振り返られるはずなので、自分の行動をより最善化する助けとなるわけです。
良いやり方を定められず、最後まで効果的に行えなかったのが心残りです。
しかしこの一年これを続けた上で、変化があった人もいたと思います。
Aのミーティングで、よく和田の振り返りを聞いては意見した記憶があります。ダイアリーを見ていて、彼は、ミーティングの影響ではないかもしれないにせよ、この1年間確実に以前より考えて前のめりに陸上に取り組んでいたように思います。
以前はおそらく、行き当たりばったりに行動していたことと思います。
彼が秋に大幅自己ベストを出した時にチームが大きく盛り上がったのは、そんな彼の変化にみんな気が付いていたからだと思います。

大きな刺激を受けたチームは、秋になってからようやく「強化」に向けて動き始めることができたと思います。
今大会のチーム紹介で、彼を「ムードメーカー」として紹介しましたが、まさにその役割を担っていたな、と感じます。
これから、完全でなくても広い視野、長い目で物事を捉え行動選択をできる選手が多くなっていけば、このチームはさらに強くなると思えました。



1年前、この大会に向けて自分が書いたブログを読み直して見ました。
その時の自分は、「弱体化の年のパート長として大学陸上を終えたくない」と書いています。
この目標は、達成できなかったかもしれません。結局、うまくチームを引っ張り強化することも、ましてや自分自身が強くなることも達成できませんでした。
非常に情けなく思います。


しかし、「来年以降も戦える。」
今は、自信を持ってこう思えます。それは、上でも挙げた3人や、それ以外にも頼もしい後輩がたくさん育ってくれたからです。僕が率いた1年が、確かに無駄ではない1年であったと思わせてくれました。
そして実際にそうであったと将来言えるように、次のパート長となる勝田には最大限やりやすいように体勢を整えてバトンパスをしたいと思います。


こうは書いたものの、僕の任期はまだ終わっていません。まだやるべきことが残っています。
僕の最後の仕事は、「チームを総合3位に導くこと」だと思っています。

来年以降も続いていく強化に、「3位以内を死守した」という事実、さらには来年のBチームの存在も欠かせないものと思います。
目標としてはもちろん簡単でないと思います。

この1年迷惑をかけた、それでもついてきてくれたチームに恩返しをすべく、最高の走りをします。
そして、終わりの集合では笑顔で挨拶ができればいいと思っています。


見に来られる方、審判や補助員でくるチームのみんな、朝早く寒い中ですが、全力を尽くして走りますので応援よろしくお願いします。(審判補助員は心の中で)


スタートはちょうど24時間後。

心は熱く、頭はクールに
みんなで3位を獲りにいこう





次こそはAレーンの大トリになります。
思い返せば僕はこの大会、過去3年間すべて國司さんにタスキを渡しました。
最後はこのブログでのタスキリレー(?)になりますが、いつもの頼もしい笑みで受け取ってくれることと思います。
國司さん、よろしくお願いします!
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