中長ブログ - 上寺啓太さんのエントリ

2018/12/08
東海学生まであと13時間

執筆者: 上寺啓太 (17:13)
和田&内田、回してくれてありがとう。M2の上寺です。
しばらくとめていて申し訳ありません。国語が苦手で(センター試験104点)作文能力が極端に低く、まとまった時間がないと文章が書けない性質なんですが、1ヶ月前くらいから急にやることが増えて(これでも一応大学院生)全く筆がうごきませんでした…。すまない。

早速ですが本題に。

いよいよ明日は東海学生駅伝。来週の中京大記録会にエントリーはしていましたが、今のところ出るつもりはないので一応明日で引退ということになります。


朝や夜に川名公園で老人子供やウェイ系大学生たちの好奇の目を浴びながら走った毎日やレースや練習で喜んだり悲しんだり、そんな日々も明日で終わりかと思うとなんとも言えない寂寥感があります。よくパトロールしていたダイアリーも、見ることも書くこともなくなると思うと寂しい。


4年生の最後の試合で怪我をして以降、大学院では苦しい日々でした。怪我が治ったと思ったらまた別の場所を痛める、いよいよ大丈夫かと思っても中々思い通りに走れない。特にM1の秋シーズン、怪我で東海学生の選手争いにすら絡めなかった時は、長い競技生活で初めて走るのをやめてしまいたいと思いました。


こうして振り返ってみると、大学院の2年間でまともに走れていたのは数ヶ月だけです。
それでも、M2の秋以降は(タイムには全く満足していないけど)自己ベストは出せたし、夏までの自分からは考えられないくらい練習もこなせて、本当に楽しい日々でした。試合でうまく結果を出せなかったのは自分のツメの甘さだと痛感していますが、それでも後悔はほとんどありません。続けてよかった。


なんか卒業ブログみたいになってしまいましたが、もちろんまだ終わったわけじゃなく、明日が最後の試合です。
Bチームではありますが、この試合は入部当初からずっと出たいと思っていた試合です。だからこそ、最後の最後に走れることは本当に嬉しいです。ただ正直なところ、チーム事情とかはあるにせよ、来年からチームに残らないのにボーダーすれすれの実力でBチームを走らせてもらうことにはかなりの申し訳なさも感じています。


しかし、だからこそ、こういった貴重な機会を頂けたことにとてつもなく感謝しています。と同時に、貴重な1枠を使って出場させてもらう以上、絶対に情けない走りはできないので覚悟を持って出走します。


お世話になった方々へ走りで恩返し、といえるほどの実力は僕にはありません。厳し目なコースで正直自信もありません。しかし、忙しい時間をぬって指導してくださった育生さんをはじめ、引退して時間がたっても応援に駆けつけてくださるOBさん、6年間苦楽を共にした同期・先輩、生意気ながらもよく絡んでくれる後輩たち、そういった山の上でお世話になった全ての方々の前で無様な走りを晒したくない。晒すわけにはいかない。わざわざ応援に来てくれている人の前で情けない走りをするのは競技者として失格、と以前カメ先輩がおっしゃっていましたが、今はその意味がよく分かります。


皆がどれくらい意識しているのかは分かりませんが、オープン扱いではあるけどBチームとしての目標(3時間30分以内)もあります。このタイムは現在の距離・コースに変わって以降の4年間(出走は3回)で一度も達成されていません。しかし、(コンディションやレース展開、コースの難易度とかはあるにせよ)1kmあたりで言えば3.18~19秒くらい、決して無理な数字ではないと思っています。この目標に近づくために、少しでもチームに貢献できるよう全力を尽くします。


ここまで自分のことを書き連ねましたが、もちろんパートとして目指すのはAチーム。今年はかなりの布陣が揃っており、期待が高まります。
特に、最後まで6年間をともに過ごした同期の2人には、なんとしてもいい走りをして締めくくってほしいです。彼らの背中は1ミリも見えないまま終わってしまいましたが、それでも第一線で活躍し続ける姿にいつも鼓舞されていました。直接応援することはできないけれど、2人が勝利を手繰り寄せるような走りをみせてくれることを祈っています。


最後に。
私はこの試合に関して5年間付き添い・サポートでした。もちろん、付き添いとしての役割は責任もって100%こなしてきたと思っています。が、心の隅では“自分はチームに全く貢献できていない”という想いが常にありました。


少し前のブログで、走る選手は“凄い”のであって“偉い”わけではない、とP長は言っていました。同じようなことを過去にも言われたことがありましたが、実際に選手として走らないとなると、どうしても「チームに貢献する=選手として結果を出す」という考え方になってしまいます。これはたぶん僕だけではないはずです。


駅伝は陸上競技の中で数少ないチームスポーツです。去年までの自分はこの“チーム“というのは”走る選手”という意味として捉えていましたが、今は違います。
走れない悔しさを堪えながらも真摯にサポートしてくれる姿勢をみれば、必ずそれに報いてあげたい、報いなければならないという気持ちになり、やる気がでます。苦しい場面で応援されれば「もう少し頑張ろう」と、必ず力になります。車を出してくれる人がいなければ万全の状態でスタートラインにたてないだろうし、自分を犠牲にして運営してくれる人がいなければそもそも試合が成立しません。


何がいいたいかというと、選手はいわずもがな、付き添いはサポートで、応援は応援で、形は違えど自分に与えられた役割をしっかりこなすことは必ずチームへの貢献につながります。昔の僕が180度違う考えだったように異論はあると思いますけど、少なくとも今の僕はそう思います。


悔しさはもってもいいと思います。というかもってください。それが今後の原動力となり糧となるはずです。ただ、決して卑屈になる必要はありません。選手になれなかったからとふて腐れて無気力になる…人はいないと思いますが、それぞれが責任感をもって行動すれば、それがチームの勝利につながります。チーム全員が各々の役割をしっかりとこなして、その結果勝利をおさめることができたなら、その要因の何割かには必ずサポート・応援も寄与しています。だからこそ、自信をもって行動してください。


と、去年までの自分に言ってやりたいです。。。


P長とほとんど内容がかぶっていましたが、5年サポートの僕が言うと少しは説得力ありませんかね。笑


これにて上寺レーンは終了です。Bレーンで書いてない残りの2人(柴田&鈴木健)にもう一度まわしておきます。Aの人より遅く書くのはさすがにだめよ?


というわけで、明日は全員で勝利を掴みましょう。
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