中長ブログ - ともひでさんのエントリ

2018/12/08
山の上ンドリーム#平成最後の東海学生駅伝(あと1日)

執筆者: ともひで (08:51)
みきとしさん、回していただきありがとうございます!
馬場口→みきとしさん→僕、と理学部ビンゴ達成ですね。
長距離2年の内田です。

とうとう明日は東海学生駅伝ですね。
選手の方々は仕上がっているでしょうか。
僕の心境はというと、部のアゲアゲの雰囲気とは裏腹に寂しいような切ないような気持ちでいます。
どうしてだろうかと考えると、もう少しで多くの上級生が引退してしまうというのが少なからず原因だろうと思われます(引退してからも来てほしい…)。
ただ、それ以上になんだか自分だけ取り残されたような気分を抱いています。というのも、走る選手達は当然のごとく、東海学生駅伝に向けて心と体を高めているわけですが、自分はそうではありません。
部全体で駅伝に向かっているというのは正直うわべの話で、僕自身が駅伝に向かっている感覚は全くありません。当日は走れないだけでなく、学連で運営をするので応援もできません。僕が東海学生駅伝で名古屋大学に貢献できることは何一つないのです。僕は、それがすごく惨めで悔しいです。
この1年間、精進したいと思います。

毎年、この時期に言われるのが「来年はやばい」です。実際、亀さん・岸田さん・文吾さん…と今年でかなり戦力ダウンすることは誰が見ても明らかです。海馬瀬戸のデッキから青眼白龍を2枚抜く位由々しき事態です。融合が出来ません。
さらに先の話ですが、今の3年生は院に行きそうな人がほとんどいないので、再来年またごっそり戦力ダウンします。僕の代が学部生最高学年になった時、これはいよいよやばいのではないか、と(僕が言うのもなんですが)危機感を感じています。もうドラゴンを呼ぶ笛を使っても誰も来やしません。
国公立のチームともなると、強い時期があれば弱い時期があるのは当たり前と言えば当たり前。
実際、数年前の5000mのシーズンベストなどを見て一番に感じる差は層の厚さ以前に人数の差です。今名大が弱体化の一途をたどっているとすると、一体いつ強い時期が来るのか。
僕は、自分が大学院を卒業するまでに再び名古屋大学の黄金時代を見たい、到来させたいと思っています。そうでなければこれから4年間は停滞のままです。
ただその反面、名大が再び強くなる可能性は大いにあると思っています。
僕の代は全員理系かつ大学院に進む予定です。さらに、今の1年生もほとんど工学部で院に行くでしょう。そうなると、今の1・2年生はそっくりそのまま院で陸上を続けるということです。あと4年間全員ガチで陸上をやって14分台を量産すれば、全日本大学駅伝にチームで出ることも不可能ではないと考えています。なんか、おもしろくなりそうじゃないですか。
それに、僕は自分の代に結構期待しています。
勝田は14分台ホルダーなので、まだ大学で真価を発揮していないのは明らかですし、ワダシンや馬場口は一種の勝負師的なところがあるので、いつか爆発的にタイムを伸ばすだろうと思います。タカシも走行距離では山の上トップレベルなので、ここから順調に伸びていくでしょう。
僕も、負けるわけにはいきません。
今回の登録メンバーの中で僕は一番遅いです。インセクター羽蛾並の弱さです。
しかし、遅いからこそ、これから自分がタイムを伸ばしたときにチームに与える影響は大きいだろうと思います。
正直、元から速い人がさらに速くなったところで「やっぱり、あの人はすごいな…」で終わってしまいかねません。しかし、自分より遅かった人が速くなったら「自分も速くならねばならない」と感じるはずです。それが連鎖すれば、チーム全体が急激に強くなります。
これは遅いからこそできるチームへの貢献だと思います。

ただ、僕がそんなにタイムを伸ばせるだろうなどと予想してくれている人は皆無でしょう。僕がチームの主力になるというのは、初手でエクゾディア全て揃えるくらい薄い可能性だと思います。
先日、長距離のミーティングで塚本さんが数年前の先輩の中長ブログ「下剋上は幻か」というものを取り上げていました。
その内容というのが、数年分の長距離部員のタイムをプロットしてどれだけみんなが伸びたかをグラフで表しているという興味深いものでした。そのグラフから読み取れることとして述べられていたのが、簡潔に言うと「速い人は数年後も速い、遅い人は数年後も遅い」ということです。
当たり前と言えば当たり前のことですね。ただ、僕はこれを覆したい。
僕は、足速い人はもちろん凄いと思いますが、一番凄いのは速くなった人だと思っています。僕は一番伸びた人になりたいです。
そして、本当に良いチームとは、速いチームではなく伸びるチームだと思います。
いつの日か速くなって卒業した先輩たちを驚かせたいです(特に砂原さんと岸田さん)。まだ遠い目標ですが、それが僕の山の上ンドリームです。

なんかカタイ上に東海学生とあまり関係のない内容になってしまいました。
読み返してみたら、今のところ陸上の話と遊戯王の話しかしてませんね。
あまりに味気ないので夏休みのエピソードを1つだけ書いて締めさせていただこうかと思います。



「夏休みの思い出」    

ある日のこと、僕はいつもより少し遠くのスーパーで買い物を終え、自転車で自分の住む寮に帰っていました。何てことはない、いつも通りの日常です。
ちなみにその時僕が乗っていた自転車は、過去の先輩が卒業するとき寮に放置していったものでした。僕は「捨てられるのがもったいない」と思い、ちょうど鍵も付いていなかったので、その自転車を使っていたのです(自分の自転車はパンクしていた)。
僕は自転車をこぎながら、ついさっき大量に買った鶏肉や豚肉をどう調理してやろうかと考えを巡らせていました。肉は賞味期限は短いですが、焼けば賞味期限が伸びるので僕は基本まとめ買いです。
そんな中、ふと後ろから白と黒のツートンカラーの車が僕を追い越し、そして止まり、中から男の人が出てきました。

警察官です。

彼はどうやら僕の自転車に鍵がかかっていないのを見て、注意しにきてくれたようでした。「一応聞くけど、これ君の?」
僕は、この自転車に乗っている経緯について簡単に説明しました。「そっか、あんまよくないね」

気付くと、僕はパトカーに乗っていました。

どうやら窃盗になるらしいです。
パトカーが警察署に着くまでの間、僕は警察の人に住所やらを聞かれましたが、あまりに動揺して「ぽわぁ、ぽわぁ」と河上さんのような返答になってしまいました。僕が動揺するのも無理はありません。なぜなら急に乗り物が自転車からパトカーに代わったからです。平成の終わりよりも唐突だったので、インスタにあげる暇もありませんでした。
警察の人に聞いたら結構時間がかかるということだったので、僕はやむなくバイト先に休みの電話を入れました。
ただ動揺はしていたものの、パトカーの僕側の席のドアが自分ではロックを解除できないようになっていることに対し「よくできているなー」と感じられるくらいの冷静さはありました。『心はヒートに、頭はクールに』という先輩からの教えを知らず知らずの内に体得していたということなのでしょうか。

警察署に着くと、僕は小さな取調室のような部屋に案内されました。部屋の中には、まさにドラマに出てくる取調室のような簡素な机と椅子が置かれており、僕はその奥の椅子に座らされました。
警察官の人は僕のバッグに危険なものが入っていないかを調べるため、僕からリュックを預かりました。
幸いなことに、僕のリュックには何一つ危険なものは入っていません。
入っているものと言ったら、これでもかと買い込んだ豚肉2パック鶏肉1パック計3パックの肉です。
警察官はその肉を机の中央に無造作に置きました。
小さな個室、僕、対面に座る警察官、その間に置かれた豚肉と鶏肉。これじゃあまるで相席居酒屋です。
警察官は肉と僕とに交互に目配せし、一呼吸置いて僕に尋ねました。
「……バーベキュー?」

「いや、普通に家で料理を」
再び沈黙が部屋に流れました。
僕は勇気を出して続けました。
「警察署って冷蔵庫とか無いですよね?」
「だーいじょぶ、涼しいから」
そう言われたら僕には何も返せません。僕にできるのは肉たちの頑張りを祈ることだけです。
その後は調書のようなものをつくり、書類に色々記入して、後日また来ることになりました。
ちなみに捕虜となっていた肉も無事解放されました。
その日、両親に電話して「警察に捕まった」みたいな話をしたら、なんか爆笑されました。

〜後日〜
その日、警察署への集合時間は10時でした。
しかし、昨日の部活で疲れていた僕が起きたのは9時半。
(危ねー、警察署絶起するとこだった…)
僕は胸を撫で下ろしながら、急いで顔を洗ったり身支度を整えたりしました。昭和警察署は川名公園から少し先にあるので、10分前に出れば余裕で間に合います。と、計算をしていましたが、少ししてあることに気付きました。
(あっ、チャリないやん…)
流石に自転車がないとなると、時間に間に合うのは少し厳しそうです。

ただし、僕が陸上部でないなら、な。
僕は半袖半ズボンに着替え、ランニングシューズを履きました。
何のために来る日も来る日も、トラックをぐるぐる回っていると思ってるんだ。
5000mで自己ベストを出すため?いいや、違う。
陸上部に走りで恩返しをするため?いいや、それも違う。
そう、全ては警察に呼び出された日に寝坊した時、集合時間に間に合うためだ。(※多分違う)
その日も連日のように一歩外に出ただけで汗がにじむような猛暑でした。しかし、日頃の辛い練習を思い出せば大したことはありません。警察署までは2キロ程、キロ5で軽く走っても十分に間に合うことができます。
無事、10時少し前に僕は警察署に飛び込みました。警察署はとても涼しく、僕の火照った体を冷やしてくれます。一瞬だけ楽園のように感じましたが、よく考えると思い違いでした。さしずめ飛んで火にいる夏の虫といったところでしょう。
その日行われる予定だったのは身長体重の測定や指紋DNA採取、写真撮影でした。
窓口で僕の名前を伝えると、男の人が僕を測定室に案内してくれました。
まだ走ってすぐだったので、測定室までの移動の間、僕の汗はまるでヘンゼルとグレーテルのちぎったパンのように警察署の廊下に滴っていました。もう廊下はビショビショです。
部屋で待っていたのは測定してくれるらしい女性警察官とその補佐と見られる男性警察官でした。
男の人は僕を見るなり開口一番。
「汗すっごいね」
「あ、走ってきたんで…」
一瞬照れかけましたが、すぐに思い留まりました。そんな状況ではありません。
まず最初は、写真撮影です。前、横から数枚撮られました。汗だくの写真が警察に保管されることを気の毒に思ったのか、写真撮影の最中にさっきの補助の男の人がティッシュで僕の顔や首の汗を拭いてくれました。「バクマン。」で、亜豆美保が、入院しているサイコーの手に自分の手を添え、漫画を描くのを手伝っていたシーンが思い出されます。またもや、一瞬照れかけましたが、そんなロマンチックさのカケラもないことに気付き、再び思い留まりました。
次は、身長体重測定です。不幸中の幸いか、身長が伸びていました。
そして、指紋採取です。機械の前に座り、透明な液晶に手や指を押し付けました。機械はそれをスキャンするようです。初めての体験でした。
最後にDNAを採取しました。口内細胞を取るという簡単なものです。
これで、その日はあっけなく終わりました。
「もう呼ばれることはないと思うけど、もしあったらよろしくね」警察の人は僕に優しく声を掛けてくれました。
(ったく、シャバの空気はうめえぜ…)と、僕は心の中で決めゼリフを吐いてから、警察署を後にして再び走り出しました。



まあこのエピソードから何が言いたいかと言うと
/瓦魯辧璽箸法頭はクールに
⊃匹なったときはこれまでの辛い練習を思い出す
7抻,吠瓩泙蕕覆
選手の皆さんには以上の3点に気を付けて、東海学生駅伝爆走してきてほしいと思います。

短くするつもりが余計なエピソードを1つ入れただけで結構長くなってしまいました。


では、次です。

就活という闇のデュエルを勝ち上がったと思ったら、最近PB更新しまくってる柴田さんに回します。ダイアリーちょっと感動しました…。経済学部ともなると卒業前はクソ暇だと思うので引退してからも毎日部活来てください。

明日大会で残り時間も少ないのでB''(上寺)レーンということで、なぜか忙しいアピールをしているらしい上寺さんにも回します。
秋シーズンに「チャレンジ」や「プラスα」と言って一回一回の練習に気持ちを入れて取り組む姿に心打たれてました。最後の駅伝、応援してます。さっすがに保険はかけなくて大丈夫ですよ笑。

お二人共、Bレーンと上寺レーンのトリお願いします!
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