中長ブログ - つかもとさんのエントリ

2018/05/04
風が強く吹いていない方の世界線

執筆者: つかもと (20:14)
浮津パート長ぱいせん、回していただいてありがとうございます。
体調は崩さないように細心の注意を払っております。しかし気をつけないといけないのは信大戦後というよりインカレ後なんですよね(昨年インカレ後2週間、被ドクターストップ)
ともあれ、体調不良と闘いがちなのは僕ら二人ともだと思うので頑張りましょうね、、


こんにちは。塚本です。


ついに陸マガ増刊号「大学駅伝2018 春号」が発売されましたね。
もう皆さん読まれましたでしょうか。
僕はさっきまで読んでいたのですが、注目すべきページはやはり
「2018年最新大学生男子 長距離ランキング」ではないでしょうか。
そこのページに

10000m
334位 31.55.40 浮津 照也 (名古屋大3+)
336位 31.57.79 河上 匠 (名古屋大3+)

おめでとうございます。
先輩方に陸マガデビューの先を越されてしまいました。
なんとか僕も名前を載せてみたいところです。
ですが次はチーム全員で、名古屋大学として、顔写真もついてるページに載れるといいですよね。
(一応説明しますと、学生三大駅伝に出場するチームは夏頃に発刊される同雑誌で選手の顔写真とかもついてるような詳細なデータが紹介されます。つまるところ今年は全日本に出られると嬉しいですねと言いたいのです、、)


どうでもいいことですが最近のマイブームはyoutubeで過去の箱根駅伝の動画を見ることです。
ここ10年くらいの大会を、年ごとに往路と復路それぞれ3時間くらいにまとまってる、軽く見るにはとてもちょうど良い(?)動画をあげてくださってる方がいるんですね。
最近放送されてるやつなのかな。コンプラ的に大丈夫なのかは分かんないですが、とてもありがたいです。

先日は第84回大会の復路を見ていました。
この年は往路優勝した早稲田大学を復路で駒沢大学が逆転、近年では復路で首位交代が起こることはほとんどないので今見るとかなりアツい展開だったのですが、それ以外にも注目を集めた出来事がありました。
学連選抜チームが総合4位と大健闘したのです。

関東学連選抜は予選会を通過できなかったチームの中から上位の選手で作られたチームです。なので実力的には予選会通過校と比べても遜色ないはずなのですが、何故か良い成績を残せないことが多かったようです。そのためこの年の好成績は周りを驚かせました。
選手たちのモチベーション低下や団結力に課題があると言われていましたが、このときチームの監督をしていた青山学院大学の原監督は選手間のコミュニケーションを重視してチーム作りを行い、指揮を高めることに成功したと記事に書いてあります。
ちなみに翌年、青山学院大学は33年ぶりに予選会を突破し本戦出場を果たしました。今の強い青山学院のチームが作られる上での足がかりとなっていたかもしれませんね。

現在の箱根駅伝では学連選抜は学生連合チームと名前を変えオープン参加になってしまいましたが、自分は毎年割と注目してしまいます。

というのも、僕の好きな本の一つに堂場瞬一さんという作家さんが書いた「チーム」というものがあります。
この本は学連選抜に選ばれた選手たちの、母校の仲間たちと走ることができない、いわば記念出場となってしまう箱根駅伝を「なんのために走るのか」という葛藤を描いたストーリーになっています。
まだ自分があまり真剣に陸上に取り組んでいない中学時代に読んだ本なのであまり詳しいとこまで覚えていませんが、高校で陸上にのめり込んでいくきっかけの一つであったと思います。
毎年箱根駅伝を見ていて学生連合がレースを動かすようなドラマを生み出すんじゃないかという期待感を持ってしまいます。


この本に、自分の陸上観は大きく影響を受けていると今でも思います。
登場人物の一人に、山城悟(東京体育大学4年)という選手がいます。
この人は5000mを13分台、10000mを27分台で走る日本トップレベルの選手なのですが、とにかく自己中心的で、チームや相手の選手を見下します。自分のためだけに走る・自分さえ速ければそれでいいという考え方の持ち主です。
物語の中では、学連選抜としての出場に対して熱い想いを持った主人公(別の人)や監督との関わりの中で彼の心境や考え方が変化していく様が描かれているのですが、そこはまぁ気になる方は読んでみてください、、
僕の印象に大きく残っているのは、彼の競技に対する哲学です。

特にわかりやく現れていると感じる部分がこちら
「練習ではこんなこと(足の違和感)は何度もあった。そういう時絶対に無理せずにストップする。山城は自分の体を過信してはいなかった。長距離ランナーの体は、精密にチューンアップされた車のようなものであり、エンジンが高速で回転している間は非常に安定している。だが精密故に故障も多い。道路の小さなうねり、顔にかかる雨、体を包みこむような暑さ、そんな些細なことで一つのパーツが壊れ、やがて影響が全身に及んで走れなくなる。」
彼は自分が速くなること、ただそれだけを考えています。故に自分の走りに対する分析が極端に緻密で冷静です。
常に自分を客観視して、速くなるために合理的な選択をし続けます。

こういう感じキャラクターはこの件に限らずいろんなスポーツもので出てきがちだと思います。だいたい敵役だったり性格が悪かったりするので好きになれませんが、、
しかし、現実の競技という目線で見てみるとスポ根な主人公よりも理にかなっていることが多いとは思います。

速くなるために最善の選択をする、というのは一見当たり前のことのようですが徹底できる人というのは少ないように思います。
自分は高校の頃、練習で軽い肉離れを起こしたことがあります。肉離れといっても本当に軽度で、休んでいればおそらく3日もかからず治っていたものだったと思います。しかし自分はこのくらいであれば休まなくても何とかなると思い走り続けました。結果、走り方が崩れ逆の足を痛め、一ヶ月弱走れなくなってしまいました。

最終的に速くなるためには、もちろんどんな小さなことでも走る妨げになるような事案があれば走らないことが最善手です。どっか痛いのを我慢しながら走ったって多分たいして速くなりません。違和感が痛みに変わる前に休んで、復活してから存分に走った方が絶対に速くなるはずです。
そんなことは分かってるのに、周りに置いていかれる焦りなどから、無理して走ってしまうことが多くの人にあると思います。

もちろん無理をしてでも走らないといけない時はあるかもしれませんが、大事なのはその時無理を押して走ることと走るのを辞めて回復に努めること、両者を天秤にかけてその時の自分にとってどっちが大事かを冷静に判断できることだと思います。山城クンだけでなく速くなれる人というのは、そこらへんの折り合いのつけ方が上手いんじゃないかと感じます。
彼は極端な例ではありますが、本当に速くなることだけを突き詰めると、たしかに周りを気にしている場合ではなくなるのかもしれませんね。

自分は高校で怪我をして以来、足の小指を壁にぶつけるとか、コンクリに膝をぶつけて青アザになるとか、どんなにしょうもないことでも走りに影響がでそうなら走るのやめるようにしています。自分で言うのもなんですが、自分は怪我への対応は早い方だと思っています。
もともと足が痛くなったりすることは少ない方ですが、もしどこか痛くなったとしても長くて1週間で治ることがほとんどです。

何故急にこんなことを思ったかといいますと、最近いろいろな人のダイアリーを見ていて怪我が長引いている人や、どこかを痛めたまま走って、ちょっと治ったら走ってまた痛める、ということを繰り返している人を何人か見たからです。
自分は長期間走れなくなるような怪我をしたことがあまりないのでなんとも言えないのですが、怪我とどう向き合っていくかを長期的な目線で考えることはとても重要であるということを改めて思い出した感じがしました。
思うように走れない時期こそ、競技に対してはドライに構えるべきなのかもしれませんね、、


ちょっと雑談を、と思って書き始めたら長くなってしまいました、、すいません、、
ええと、東海インカレレーンでしたっけ、、

10000mを走らせていただきます。

怪我へのリスクマネジメントが上手くなる一方で、体の免疫機能は下がる一方な気がしています。おかげで3月中はいまいち練習が継続できず、だいぶスロースタートなシーズンとなってしまいました。
そこでいくつかレースを諦め練習を積み、それなりに仕上げていくことができたと思っております。

去年のインカレは、格上の選手と競り合うことが出来て主に心持ちの面でステップアップするきっかけとなるレースになったと思います。
今年もさらなるレベルアップにつながるレースにしたいと思っています。
優勝を狙います。応援よろしくお願いいたします。

ちなみに金曜日です。
大丈夫。たしか4限後とかでも間に合います。
応援は本当に力になるので、ぜひぜひ来てください。
マジレスいたしますと1日目は会場全体で人が少なくて盛り上がりに欠けるんです。
いやほんとに、ぜひぜひ来てください、、


次に回します。
我らが長距離パワポ長、一林先輩に回します。
選手紹介に関して一言言わせていただくと、ざけんな(ありがとうございます)
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