中長ブログ - fujiさんのエントリ

2012/03/16
ラッキーセブン

執筆者: fuji (22:17)
大変ごぶさたしてます。苦行を味わった河合から襷を受けました藤下です。

12月の最後の記録会が終わりはや3ヶ月以上。
今は30分ジョグでハアハアいってる感じです
ほぼ一般人です。
先日卒業旅行はサグラダファミリアとかがある情熱の国スペインバルセロナに行こうとしてました。
スペイン、スペインーと夢と希望に胸を膨らませ、出国ゲートを通過した数時間後、乗る飛行機が欠航決定。
また入国ゲートを通りました。
はあー、日本に帰ってきたー
悲しくて笑えてきました。日頃の行いがよほど悪かったのか。
そんなんで、心にポッカリ穴が開いてました。
でも代わりにいった白川郷も真っ白で日本じゃないみたいだったのが救いです。

あとは、引っ越しの準備が始まりました。大移動です。
部屋の荷物が徐々に減って、あと一週間ちょいで名古屋から離れるのかと思うと、寂しいです
初めて来たときはどうなることやらと思っていましたが、4年間で名古屋に戻ってくると、はあー帰ってきたなーと感じるぐらいまでになりました。
もっと名古屋めし食っとけば良かったな。

さて、話は全く変わりますが、皆さんが陸上を始めたきっかけはなんですか?

僕はというと
小学校1年生の時の持久走大会で7位(確か56人ぐらいの中で)だったこと。
一生懸命走ってゴールして7番のカードをもらった瞬間は今でもうっすらと覚えています。
僕にもこんな力があったんだーと思いうれしかったです。
それが僕が長距離を走ることが好きになったきっかけだと思います。
56人中7位??別にそんなに大したこと無いじゃん、と思うかも知れません。
でも、毎年秋の体力テストでは常にビクビクし、小中学校でやっていたサッカーでは常にベンチを温め続けるような運動神経ゼロな僕にとっては、スゴいことで、運動で少しでも輝ける場があることがとてもうれしかったんです。

そんなことがきっかけで高校、大学合わせて7年間続けた陸上。
好きではじめたことでしたが苦しいこと、つらいこと、惨めなことはたくさんありました。
高校時代の初試合(1500m)ではスタートわずか200mでコケたり。
みんなゴールした競技場に自分を応援する声だけが響いたりすることが幾度もあったり。
苦しすぎて周回思いっきり間違えたり。
そんな哀れむ目で僕を見ないで
名大では記録こそ伸びましたが、結局チームに貢献する働きは全くできませんでした。
陸上の世界でいつも、自分の心の奥底にある弱さ、劣等感と向き合いながら、でも自分は自分だとどこかで割り切ることで気を紛らわしながら、陸上を今まで続けてきたように思います。陸上のモチベーションを保ち続けるのは大変でした。

でも苦しくてもやめなかったからこそ味わえたことはたくさんあります。
2年の一橋戦で孝盛に引いてもらって初めて5000m16分台を出せたこと、
大学3年の秋に高校時代から設定していた16分30秒という目標をきる走りができたこと、
中山道で4年生でチームとして駅伝の襷をつなげたこと、
陸上やってなかったら出会えなかっただろういろんな人と出会い、みんなで楽しく飲んだりできたこと。

しかし、陸上生活最後の年は本当にしょぼいタイムしか出せませんでした。
自分に失望しっぱなし。
もがけばもがくほど深みにはまっていく感じでした。
でも大学陸上生活で大した結果を残すことができなかったのは自分の実力の問題もありますが、自分が陸上に割く情熱、思いが自分よりもっと強い人に比べて全然足りなかったのだともと思います。せっかく周りに強い人がいっぱいいる環境なのに、もっと吸収できたことはあったはずなのに、とか今になって思うことはたくさんあります。最終的にボロボロな記録で終わってしまったことで、大学で頑張って陸上をやりきったぜ、って胸張っていえないのは本当に悔しいし、後ろめたいような気持ちです。
途中から入った梅崎にも勝つ勝つ言ってて結局一度も勝てなかったし・・

まあ、悔やんでも過去は過去。前に進むしかない。
そう割り切ることにします。この借りはどこかで返します

これからも陸上を続ける人は僕のように後悔は残さないで下さい。最後は、例え相対的な記録、結果がどうであれ、自分としては満足したといえる結果で終わってください。きれいごとかも知れませんが、みんなが陸上やり尽くして幸せだーと思える時、名大陸上部はチームとしても最強になっていると思います。
僕はもう名大で陸上競技を続けることができませんが陰ながら応援しています。

最後に、競技力もメンタルも弱い僕が今まで陸上を続けてこられたのは、日々自分なりに積み上げていける監督の練習メニュー、例えまわりの記録とは劣る記録であったとしても、自己ベストを出した際にはおめでとう、と自分を気にかけ、支えてくれる先輩、仲間がいたからです。
大学でも自分の好きなように陸上やらせてくれた両親にも感謝しています。
本当にありがとうございました。

自分の書いた文読み返すと、結構ネガティブなこと書いてんなーと思います。もっとポジティブになるよう努力します。重い文章を長々と読んでくれた方ありがとうございました。
次はおそらく自分よりも早く陸上部に入っただろう最も古株の近藤さんに回します。
院でもコツコツと記録伸ばしてねー
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