中長ブログ - sakaguchiさんのエントリ

2008/10/25
本格恋愛陸上小説『蘭』第二話

執筆者: sakaguchi (23:11)
「たけし!きたぞ!!!」

ヘルペス小泉の姿が見えてきた。とうとう俺の出番だ。

 


 
 
 「6区…阪口!!」


 名大勢全員がざわついた。そして誰より阪口自身が驚きを隠せなかった。

市原隼人級のルックス、IQ2億といわれる頭脳、カモシカの嫉妬する足、クリオネのような純粋な心。

たったそれだけしか持たない阪口がまさかAチームに選ばれるなど、誰が思おうか。


 



 「阪口を使うなんてまじでサプライズだな。洋治一世一代の大勝負や。」

 可愛い可愛いしおりにあきみつは言った。

 「そうだね〜。阪口の奇跡による奇跡の名大優勝にかけてるんだわ。」

 「奇跡か…。しおり様…」

 「なーにあきみつ??」

 「もし阪口が奇跡をおこして名大が勝ったら…」

 「なーに?」

 「もしも阪口が奇跡をおこしたら…しおり様…俺と結婚してください!俺は鈍行列車かもしれんけど、安全運転でいくから!!!」

 「AKIMITSU…。」






 こいちゃんの姿が見えてきた。汗だくでほぼ裸、まるでメロスだ。

 自慢のハト胸に手を当てて深呼吸をする。今日までの日々を思い出す。


 残り100m、50m、20m、10m…襷がわたった。


 今、阪口は走り出した。名大全員の願い、奇跡をのせて。


 


 …このときはまだこの後の衝撃の展開を、誰も知る由もなかった。


 ※この作品はフィクションであり実在する人物等とは何の関係もありません。


 それでは次は、名クラのエース、古川さんに回したいと思います。

 これから名大が東海学生に向けてどうするべきか、教えてください。


 
 んじゃ今から自分の活躍を妄想してから寝ます。

 
 洋治、風邪引くからお腹出して寝たら駄目だよ♪おやすみなさい。

 
 

 

 
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