もうすぐ予選会119 |
投稿者: 名無しさん 投稿日時: 2019-6-14 21:20:54 こんにちは、競歩ブロック一年の梅本です。 昨日山田先輩が「こんな時期に風邪とか引くなよぉ」と、盛大にフラグを立ててくださったおかげで、バッチリ風邪をひきました。頭痛と微熱に喘ぐ今日この頃というわけです。山の上陸上競技部にバイオテロを引き起こさぬよう、今日は安静にしたいと思います。 加えて、昨日は数名で部室をお片づけしました。途中で乱入クエスト「黒塗りの某を狩猟せよ!」が始まるなどハプニングが起きましたが、山田先輩と大江先輩の見事なコンビネーションハンティングで、排水溝のナルガクルガことゴキブリは森へ帰って行き、無事に部室を片付けることに成功しました。これで気分さっぱり予選会に臨めると言うものです。 話は変わって、清掃を終え、家路につこうとしたまさにその時、急に流暢な英語の騒ぎ声がしました。「誰だ急に流暢な英語で喋り出す山の上の先輩は!?」と振り返ると、そこにはフツーに留学生の集団がいました。なんだ、ただのネイティブか。そう一安心したのも束の間、僕はあることに気がつきました。 そう、彼ら留学生の会話から、「ピアノゥ」という単語しか聞き取れないということ。 自分のヒアリング能力の浅はかさを痛感し、切なくなりました。そしたらマイケル先輩も「やべえピアノしか聞き取れねえ」とこぼしたのが聞こえて、「仲間がいた!」と密かに胸を躍らせたのは内緒です。 しかし、こんな英語力皆無の私でも、一度だけガチネイティブとお話することがありました。 ある雨の日のことです。僕がまだ高校生だった頃、部活の練習場所は名城公園でした。 いつも通り淡々とジョギングをこなしていると、金髪ブロンドの大変おふつくしいおねーさんが急に現れ、僕と並走してきました。すると 「Can you speak English?」 彼女は完全に面食らった僕に尋ねました。そしてすかさず 「いぇす...(ネットリ)」 と彼女の美貌に釘付けになった僕は答え、中学生レベルの英語力をひっさげ、僕はそこから30分くらい彼女とおしゃべりしなからジョギングを続けました。 謎の金髪のおねーさんと談笑しながら走っている僕の姿を見て、同僚や後輩が呆気にとられていたのが今でも印象的です。 「フッ、あんまりジロジロ見んなって。天下の明和高校生は、グローバルな交流も欠かさねえんだよ(イケボ)。」と心の中でほくそ笑みながら走るのはまさに快感以外の何者でもありませんでした。(後に後輩からは「梅本先輩Yes I doとNo I don’t しか喋れないんですか?www」と滅茶苦茶煽られました) 話を続けていく中で、彼女はオーストラリアのプロランナーで、ウィメンズマラソンのペースメーカーとして来日していたことが分かりました。 ほかにも家族の事とか、スポンサーの事とか色々話をして距離は徐々に縮まっていきます。そこで、ふと僕はリオオリンピック男子50km競歩で2位に輝いたジャレド・タレントという選手のことが頭に思い浮かびました。「そいうえばあの人もオーストラリア人だったな...。」 魔が差したとでも言うべきか、僕はアメリカンジョークならぬオーストラリアンジョークをここらで一発お見舞いしてみよう、そう意気込み、僕は言いました。 「I know ジャレド・タレント!!!! タレント has good ... “talent”....」 反応はややウケでした。 そんなこんなでお別れの時が来てしまいました。 「今日はありがとう!ぜひ私のインスタグラムをフォローしてね、してくれたら私もフォローしかえすわ!」 僅か30分くらいの時間ではあったが、彼女からインスタを教えて貰うほど絆は深まったようです。こんな衝撃的な出会いもあるんだなぁ、と、私は人と人との不思議な縁の神秘さ、そして暖かさを感じました。 ちなみにあれから1年半くらい経ちますが未だにインスタのフォローは返ってきてません。 しかし、のちに彼女のことを調べてみたらリオオリンピック女子5000m9位のEloise Wellingsというとんでもない人物でした。そんな偉大なお方と思わぬ出会い方をするぐらいですから人生とはないがあるか分からないものです。 全然関係ない話ですいません。病人はする事がなくて暇なのです。遠征の際の暇つぶしになれば幸いです。 フレフレ名大! |