中長ブログ - みずきさんのエントリ

2020/03/31
卒業ブログ

執筆者: みずき (13:51)
のぶ回してくれてありがとう

通例としてパート長→主将みたいな流れだと思いますが、中距離が協調性のない集団だからこうなると若干予想できてました。すまんねノブ。悪いのはサイトシュンとハセガワだから(だれ?)。



どうも、お久しぶりです元中距離パート長の小川です。

競技から半年以上離れて週1回5kmjogしかできないデブになりました。筋肉が脂肪になっただけですが、お腹は相当柔らかくなっています。東京に行ったら霜降りになる予定です。
来年度から東大の院になりましたが、コロナウイルスのおかげで約1ヶ月間、愛知の実家からリモートで研究することになりました。東京はひどいことになっているので早く収束してほしいものです。
次の研究室は分かってはいましたが超ハードなので辛抱して2年か3年精進します。





4年間を振り返りたいところですが、ギリギリで回された挙句、下書きを書いても書いても没になっていたので自分の中の4年間で学んだことについて書きたいと思います。

僕が1500mに絞り始めたのは一年生の七大が終わったあたりで、理由としては七大に出たいということと、1500mが学内で一番狙いやすい種目だったからです。
なかなか不純といいますか、逃げの選択と自分でも思いますが、これこそ「逃げ恥」であり合理的判断だったと今思うと良い判断したなあ...と思います。
また七大戦には北大と九州大に友人がいたこともあり、また結構前にブログで書きましたが三人で対抗で入賞したいなと憧れたこともあり、モチベーションのきっかけにありました。





当時の僕はPB 1500m:4’18, 5000m:16’26で七大戦の入賞ラインは1500m:3’57, 5000m:15’00くらいでした。目標に掲げるに、七大入賞というのは1500でも5000でも大きすぎる目標であり、さらに長距離パートは10000mや駅伝にウエイトを置くパートでしたから、1500mや七大に大目標を置くこと自体だいぶ気が引けました。

院生まじで怖かった...

こんな弱い奴が七大で入賞は無理やろ(笑)みたいな視線を向けられるのは承知の上で、どうにでもなれと思いながら目標提出に「1500mで七大出場」を出した覚えがあります。入賞でなく、出場に遠慮しているところが自分の性格が出ています。


とは言え、心の中では入賞という目標を掲げてました。



10000mや駅伝に向けた練習で1500mの記録を狙えるはずがありません。1年生の秋頃まで長距離で練習していましたが、徐々に中距離の練習を行うようになり、文吾さんの勧誘により年越しを機に中距離に移籍しました。
移籍というよりレンタル移籍的なイメージで中距離で武者修行して長距離に戻って5000,10000mに活かすつもりでした。また正式に長距離から中距離に移籍していないのでHPや名簿にはずっと長距離パート所属になって少し申し訳ない感じていました。



報告なしに移籍してしまい、当時の長距離パート長のブロッコリーこと、森長さんには非常に申し訳ないと靴を舐めたい思いで一杯です。
このような無茶苦茶な行動を許してくれた(?)当時の先輩方には感謝しても仕切れません。それと長距離の同期にも一緒に予選会や駅伝を戦うことができなく申し訳ないです。
快く受け入れてくれた中距離パート、1500mパートの先輩方、同期には一生感謝しています。





結局、中距離に移籍して最後まで中距離でしかもパート長までやって、入学時には考えられない青春をしていました。
結果的に昨年の七大で入賞でき、3分台もだし有終の美を飾れたわけですが
移籍した2、3年生の時期がすごくしんどかったのを覚えています。

当時の1500mの対抗選手といえば3’51の文吾さんが院生でインカレは任せられますが、学部生の1500mで頼れるのは塚本くらい。1500パートと銘打って存在するくせに対抗戦で長距離のエースに頼って、しかも大して速くない。

長距離により速い奴がいるにもかかわらず1500特化の専門パートの存在意義はあるのか、長距離で練習してたまにスピード練したほうがいいのではないか、
結局「文吾パート」であり1500mは名ばかりではないか、
そんな中勢いの良い砂原さん、角田さん、ノブが800mでグイグイいく勢いのよさ
着々と速くなり院生方と引けを取らない塚本
すごく自分のいる立ち位置に危機感や恥ずかしさを感じることがありました。




そう感じる時に心の支えにしていたのは松岡修造の励まし動画とイチローのドキュメンタリー番組、駿台の英語講師の竹岡広信の言葉でした。

松岡修造については文字通り、YouTubeで検索をかけてもらえば一発で出てきます。これはドーピングみたいなもの。一時的なメンタルの回復に使います。(https://youtu.be/zhwLxNjK97A)


イチローさんはおそらく知らない人はいないと思いますが、昨年の東京ドームにてメジャー開幕戦で引退した超スーパー野球選手です。いつからイチローファンになったか覚えてませんが、スポーツ雑誌Numberでイチローさんが表紙になると大体買ってます。引退直後の4/25発行のNumberを読んでいただければイチローさんの戦績やら修羅場を少し知ることができます。ぜひ読んで見てください。Numberだけでなく、イチローさんの取材動画は多くアップロードされています。おすすめなのは稲葉篤紀さんとの対談動画です。(https://youtu.be/i6haPJ7UuXo)

イチローさんが大事にしている「深み」について少し触れています。深みというものは動画を見ればわかりますが、ある像に対し、無駄なく最短ルートで成った場合深みはないとコメントしています。
しかし、人間は楽をしたがる生き物ですから最短ルートで行こうとする。しかし結局途中でつまずいて修正してルートを歩んで行って、またつまずいて、修正して、、、これの繰り返しで目標を達成した時得られるものが「深み」であると思います。
晴子ちゃんのブログにもとにかく頑張って、ある時振り返ったら自分の歩んできた道を俯瞰して見ることができるようになっているみたいなことがありましたが、これこそ「深み」を得られた瞬間だと思います(引用してごめんなさい)。

この「深み」とは無駄だと感じることでもとにかく、無我夢中になって目標を達成することで得られるものだと思います。何か貫禄に近いものだと思います。先輩方でも「深み」を感じる方はたくさんしました。特に佐伯さんと岸田さんは近い存在ではありませんでしたが先輩としてすごく深み、貫禄を感じました。それをなにか憧れる自分がありました。



みなも知るとおりイチローさんはここでは書ききれないほどの記録を打ち立て、とてつもないプレッシャーに打ち勝ちキャリアを積んできました。有名なインタビューの一部に人に笑われてきたことを達成してきたと自負しているというコメントがあります。
https://youtu.be/0gE8XxwmFpo )(13分くらいから)
日本の大したことない学生がイチローさんの姿を重ねることなんて生意気ですが
逆境という意味で同じ状況にいた自分には大きな心の支えでした。




竹岡広信は知る人ぞ知るという人ですが、検索したらデカ眼鏡のくせのある英語講師ができてます。高校3年生のとき駿台に通っており、講義を受けていました。とてつもなく癖のある先生で毒舌が特徴的だったという印象がありました。NHKのプロフェショナル仕事の流儀という番組があり、竹岡回がYouTubeに上がっています。竹岡の大事にされる言葉に「なにくそ」という言葉があります。これはイチローのスタンスと似たような意味ですが、難問に対しても諦めず、ライバルに模試で負けても「なにくそ」と努力することが大切だという意味です。





話を戻しますと、自分の立場としては、1500m4’15付近の凡走ランナー、800mには砂原さんや同期のノブが勢いよく、長距離は院生がマジ強で、さらに塚本もいる。1500パートの学部生として足を引っ張っている存在と思っていましたが、上記の「なにくそ」という精神を持ち、無我夢中で練習しました。一緒に練習した岩井さんや戸叶さんは一番近い存在としてたくさん頼らせていただきました。ありがとうございました。

この無我夢中に頑張った時期は自分にとって非常に価値のある時期になりました。




いろいろ書きましたが、
学んだことは

「大きな夢を持ち、無我夢中に頑張ること」

でした。

当たり前やねえか、偉人が言っとることと同じやないか
と思いますよね 

しかし、同じ部活に所属していた言う人がいると自分にも出来るかもしれないと思いませんか。

大きな夢を達成するには時間がかかります。

新3年生は引退までまだ一年以上あります。今からでも努力次第で達成できます。
今の中距離で核となるのは新3年生世代だと思っています。しかし中距離新3年生は今、元気がないと聞きます。
今一度、奮起して勢いを巻き起こせば、パートだけでなく、チームに大きな影響を与えられると僕は確信しています。
1年後に驚くような記録をTwitterで見ることを期待しています。ほんとに頑張れよ!!!!!
しばらく愛知にいるのでいつでも相談乗ります。



みんなへ
今後、逆境だらけの人生だと思いますが「なにくそ」精神で、そのさきにある深みを求めて頑張って生きてください。僕も頑張ります。

同期へ
皆それぞれの道を歩みますが、いつか同窓会見たいな会で会えることを楽しみにしています。その時みんなが深みのある人間になっていろんな話を聞くのが楽しみです。4年間ありがとう。

お世話になった方々へ
今までお世話になりました、おかげで記録を大幅に伸ばすことができました。これから競技は続けませんが、違う道で頑張っていきます。またご飯やなんか誘ってください。

4年間ありがとうございました
また会う日までさようなら
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