中長ブログ - つかもとさんのエントリ

2018/06/04
予選会まであと6日!

執筆者: つかもと (06:05)
勝田、回してくれてありがとう!
最近は陸マガの陸上競技ランキングのおかげで、名前だけでその人が今までどんな記録を出していたかをすぐさま知ることができてしまうんだな。しかしそれはその人がどんな競技人生を歩んできたかに純粋に興味があるだけで、、
決して人をタイムで人を判断するとかじゃないけどね?僕はそんなことしないけどね??


どうもおはようございます、塚本です。


つい先日、勧誘のために愛知県高校総体を見に行ってきました。
高校生のほとんどはこの大会のために頑張って来たでしょうし、3年生だとこの大会を最後に引退する人も多いでしょう。
それぞれが熱い想いを持って臨んでいるのがよく伝わって来ました。
競技が終わった後は泣いている選手もいて、僕も胸が熱くなりました。


彼らを見ていて、3年前自分が高校3年生だった時の総体を思い出していました。
自分は1500mで東海総体出場を狙っていましたが、結果は予選落ち。やりきれない思いで引退を決めたのを覚えています。

それからは抜け殻のように過ごしていました。急に走るという習慣を無くし、かと言ってそのエネルギーを全て勉強に使えるでもなく、何かモヤモヤした気持ちを抱えていました。
そんな中である日、父親が東海地区の全日本大学駅伝予選会を見に瑞穂に連れて行ってくれました。その当時から名大を志望していたので、大学の陸上を見れば勉強へのモチベーションも上がるんじゃないか、となんとなくな理由だったとは思います。しかしそのレースは僕が、名大で全日本を目指そうと強く志すきっかけとなりました。


確かそのレースは名大がめっちゃ強かったわけではありません。実際その年に本戦出場を決めたのは4組目までもつれ込んだ接戦を制した岐阜経済大学でした。
名大は善戦していましたが、組ごとにジリジリと離されていく厳しい展開。
4組目の2人は大逆転を懸けて前を追います。
そんな姿が、どこかそれまで高校で陸上をやっていた自分と重なるところがあったのだと思います。


自分の高校陸上での最大の目標は、東海高校駅伝に出場することでした。
この大会は、愛知県高校駅伝で上位6校に入らなければ出場することができません。
愛知県高校駅伝には90校近くの高校が出場し、全都道府県の中でもそれなりにレベルが高いです。そこで6校に入るというのは普通の公立高校ではそこまで簡単なことではありません。
そんな中で僕は幸いにも強い同期と先輩後輩に恵まれ、高校としては十分目指せる戦力がありました。
結果は7位。全員がベストに近い走りをした上での、力負けでした。何かこう、悔しい、というよりは悲しい、という感じだったと思います。自分たちの全力は、相手に及ばなかったという事実が。

駅伝で結果を出せずに終わってしまったのは、大きな心残りでした。
しかしみんなで目標に向かって一つになって頑張った経験は自分の高校陸上を最も楽しく、意味のあるものにしていたと思います。

ライバル校の選手には絶対負けられない、そう思って練習しているうちにみんなぐんぐん強くなっていきました。
記録会などでチームメイトが自己ベストを更新すると、これ以上ないほどワクワクしました。
駅伝がチームスポーツであるゆえの醍醐味を隅々まで味わっていたと思います。
最も大きかったことは、結果で上位6校だった学校とそれを争っていた他のライバル校のほとんど私立の高校でした。部員数も多くその中で3学年選りすぐりのメンバーで駅伝に出てくる(自分たちの高校は通常3年生は総体で引退し駅伝は2年生以下で戦っていました)チームを相手にしどう戦っていくのか、本番はどのくらいのタイムで走らなければいけないか、誰に負けてはいけないか、自分たちはそもそもそれぞれどのくらいの持ちタイムを目指すべきなのか、そういったことをみんなで考えるのは一番楽しい時間でした。


岐経大や愛工大と肩を並べて戦う名大を見て、自分たちのチームと似たような雰囲気を感じたのです。
相手は強豪と呼ばれる私立で、戦力的に不利である場合が多い。そんな中だからより、1人1人がしっかりと勝つために何をしなくてはならないかを意識して戦っていかなければならない、かつて自分たちも持っていたようなそんな意識を名大からは感じました。
自分たちも名大も、結果的にギリギリで勝てていない。自分がこのチームに入って、今度こそ上の大会に行ってみたい。
その時、高校で果たせなかった東海高校駅伝の夢を、全日本大学駅伝に見出したのかもしれません。


あれから3年が経って、自分は予選会を2回走らせてもらいました。
正直、高校の頃はもし自分が走ればだいぶチームを押し上げられる、と甘い考えを持っていました。しかし実際に走ってみて、それがただの10000m走ではないということを思い知らされました。
8人全員のタイムが計上されるというミスの許されないプレッシャーと壮絶な駆け引きの中で、どれだけ自分の走りを保てるか、これがいかに難しいことか当時の自分には想像もできないことでした。

実際に過去2回、どちらも名大に貢献する走りはできていません。特に去年。
インカレでの走りが評価され4組目を任せてもらいました。しかしエースの集まる最終組に自信を持って臨むことができず、自分の走りが全くできないままレースが終わってしまいました。とても情けなく、力不足を感じました。
記録だけ見ると、惜しい戦いだったと思う人もいるかもしれませんが、自分にとって「勝つ」と言うのが途方もなく遠くに感じられました。自分の走りの良し悪しがだいぶ違うにしろ、ベストを尽くして負けた、高校の駅伝の時と似たような感情でした、、、


これで3年目になります。
もう(普通の大学でいう)上級生として、責任感ある走りが求められるかと思います。
冷静に考えて名大が勝つ(予選突破)ためには、僕がタイムをある程度稼ぐ必要があります。
つまり僕は他校のライバルにはほとんど負けてはいけないことになります。頑張ります。

こう考えて自分を追い詰めてしまい失敗したのが去年の例だと思います。
頑張らなければいけないのはそうなんですが、頑張る頑張る思いつめすぎて舞い上がってしまいました。
勝負が佳境になるほど冷静さも必要ということで
「心は熱く、頭はクールに」
戦いたいところです。

去年の東海学生レーンでカメさんが書いていたことですかね。確認したところ「熱い気持ちとクールな頭」がそれで、次に岸田さんが「心はヒート、頭はクールに」と書いていました。(他の投稿だったらごめんなさい)
どっちも多分同じことですね。

生意気ですが持ちタイムでは自分は上位の方にいます。
順当に行けばほとんどの相手に勝てるということだと思って、いつも言っていることですが冷静に自分の100%の走りをすることを第一に意識したいと思います。
それが多分最も名大の勝ちに繋がることで、今まで自分ができていなかったことだと思ったからです。


当日は夜遅くまで長いですが、皆さん応援よろしくお願いいたします。


次に回します。
最近天ぷらを揚げるのが上手い小松、よろしく頼んだ
というかうどん作ってる場合じゃねぇ!
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