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全日本大学駅伝予選会概要(2011年度)
投稿者: Hamada 掲載日: 2011-6-19 (2042 回閲覧)

面白いほどよく分かる  

第43回 秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会 東海地区選考会 戦力分析

名古屋大学 戦力分析

大学名

名古屋大学

中京大学

愛知工業大学

皇学館大学

愛知教育大学

名古屋工業大学

岐阜大学

愛知大学

愛知学院大学

岐阜経済大学

静岡大学

 秩父宮賜杯全日本大学駅伝東海地区選考会、通称予選会は、毎年11月上旬に熱田神宮と伊勢神宮の間で行われる全日本大学駅伝の東海地区の代表を決める予選会である。ここ最近東海地方の出場枠は2枠であり、今年も例年通り予選会の成績上位2校が代表校として本選に出場することができる。

 

 全日本大学駅伝には今年は11校出場することになっているが、実際に枠を争うこととなるのは名古屋大学、中京大学、愛知工業大学の3校となるだろう。今回はその有力校3校の戦力分析を行うとともに、過去の結果から予選会に対しての個人的な見解も示せたらと考えている。少し私物化してしまって気分を害する人がいたらごめんなさい。

 

 ちなみに、戦力分析は完全に個人的な主観に基づいて書いておりますのでご了承ください。

 

<予選会全体について>

 

 予選会は毎年6月末に行われるため、18時スタートといっても気温が高くなり、過酷な環境下でのレースとなることが多い。また、梅雨の時期にもあたるため、湿度が高いのも特徴である。そして筆者は経験から予選会において一番怖いのは湿度だと考える。雨が降ってなくて湿度が高いときは、一度自分の体温が上がってしまうとなかなか体温を下げることができなくなってしまうからだ。そこで、個人的には序盤の余裕のあるときから定期的に水をかけて体温を下げることをお勧めしたい(あくまで個人的にです)

 

 また、もう一つの特徴としてよっぽどのスローペースか力に歴然とした差がない限り、仕掛けるのはラスト10周(6000m)以降で十分であるように思う。6000mというと半分以上終わってしまっていて少し仕掛けが遅いような気もするが、そこからでも30秒くらいの差は簡単についてしまう。仕掛けるときも一気に上げるのではなく、その後も同じペースで刻めるくらいのペースに上げるのがいいだろう。

 

<各組の傾向について>

1組

 2009年の時は例外ではあるが、例年強豪校以外は7,8番手の選手を起用してくるために、序盤から先頭集団が強豪校に絞られることが多い。おそらく今年は名大、中京大、愛工大、皇學館大の8選手ほどに序盤から絞られるだろう。また、愛工大も5~8番手の選手起用してくることが多い。逆に中京大は1組に8番手の選手を使ってくることは少なく、4~5番手くらいの中堅の選手をここにおいてくることが多い(2009年を除く)。1組で予定より貯金できるかどうかが2組以降の選手のレース展開にも大きく影響してくるため、1組の滑り出しというのは重要になってくる。

 

2組

 例年スローペースとなることが多い2組。一昨年は通過が16'30秒台、昨年にいたっては17'10秒台で5000mを通過した。それは強豪校があまりエース格の選手を起用してこないために、各校この組でリードを奪おうという考えが弱いことが原因に考えられるのではないかと個人的に考えている。1組でリードしていればこのスローペースに比較的余裕を持って対応できるが、逆にリードを許している場合はついつい引っ張ってしまいたくなるかもしれない。しかし、レースはいつかは動くのであり、それまでにいかに体力を蓄えておくかが大切である。どんな状況下でも焦らないようにしたいところだ。

 

3組

3組は例年エース、準エースの選手が出場してくることが多いために、1組や2組に比べてスローペースになることは少ない。また、最終組では3組以上に最終的な結果を意識したレースの駆け引きが激しくなってくるので、時によっては最終組よりも3組のほうがハイペースになることも少なくない。ゆえに先頭集団でレースを進めようとすると、地力のない選手にはオーバーペースとなってしまう可能性もあり、難しい組ともいえるだろう。昨年まではその難しい組を安定感抜群の村西が担当していた。3組までの成績が最終組のレース展開を大きく左右することとなり、最終組を有利なレース展開で進めるためにも3組までに2位以内は確保しておきたいところだ。

 

4組

4組は各校のエースが集うハイレベルな組となる。しかし、その時点で強豪校は3組までの成績を踏まえながらレースをすることになるので、駆け引きが行われ、必ずしもハイペースにはならないという側面もある。先頭集団はペースの上げ下げも激しくなることが多く、実力がないと対応できないが、強豪校以外の大学もエース格を投入してきているため、1~3組と違って先頭集団についていかなくても、集団の中でレースを進めることが可能である。3組までに大量リードを奪っていれば、先頭集団についていかずに安全運転するのも一つの手である。

 

以上、全日本大学駅伝についての個人的な見解でした。OBのくせに私物化してごめんなさい・・・。

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名古屋大学
1798
中京大学
3326
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3347
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